【ゲーム株概況(10/20)】新作事前登録でガンホーが大幅高 AR・VR進出のメディア工房もS高 NX新情報の予告で任天堂も高い
10月20日の東京株式市場では、日経平均は5日続伸。前日比236.59円高の1万7235.50円で取引を終えた。終値ベースで4月27日以来の水準となった。前日の原油価格の上昇や米国株式市場の堅調な値動きを受けて朝方から買い優勢となった。
こうしたなか、ゲーム関連株も総じて堅調だった。なかでも目立ったのは、ガンホー<3765>だった。新作オンラインRPG『セブンス・リバース』の事前登録キャンペーンを開始したことが材料視された。日よりティザーサイトは公開されていた本作だが、事前登録キャンペーンの開始ともに公式サイトがオープンし、制作スタッフ陣やトレーラームービーが公開されたことで一気に期待が高まる格好だ。
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またメディア工房<3815>もストップ高。ARやMR、HVR(Holographic Virtual Reality)を手掛ける米DoubleMe社と資本・業務提携を実施し、日本で同社のHVR技術を活用したイベントを開催すると発表したことが好感されたようだ。
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任天堂<7974>も寄付後は安かったが、売り買い一巡後に反発。公式Twitterアカウントにおいて、本日(10月20日)23時より、全く新しいコンセプトのゲーム機「NX(開発コード名)」の映像を任天堂ホームページで公開すると発表したことを受けて買いが集まった。
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他方、モバイルファクトリー<3912>が反落。決算発表を受けて、材料出尽くしと受け止められたようだ。同社の発表した第3四半期累計(1~9月)の連結決算は、売上高が14億8100万円(前年同期比19.2%増)、営業利益が4億6100万円(同98.7%増)だった。前日に日経新聞に業績観測記事が掲載され、会社側も認める適時開示を行っていた経緯があるため、決算発表時に追加の材料がなかったため、失望売りが出た模様。
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■ゲーム関連銘柄一覧
会社情報
- 会社名
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
- 設立
- 1998年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森下 一喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高1253億1500万円、営業利益278億8000万円、経常利益293億800万円、最終利益164億3300万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3765
会社情報
- 会社名
- 株式会社メディア工房
- 設立
- 1997年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 長沢 一男
- 決算期
- 8月
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3815
会社情報
- 会社名
- 株式会社モバイルファクトリー
- 設立
- 2001年10月
- 代表者
- 代表取締役 宮嶌 裕二
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3912
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974