【ゲーム株概況(10/24)】メディア工房が3日連続のS高 アカツキは後場急騰 最終利益の大幅増益が報じられた任天堂は織り込み済みとの見方に

10月24日の東京株式市場では、日経平均株価は反発し、前日比49.83円高の1万7234.42円で取引を終えた。日銀によるETF(上場投資信託)買いへの思惑が膨らみ、後場に入ってやや強含みの推移となったものの、7~9月期決算発表への様子見ムードもあって、商い全体が伸び悩んだ。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、メディア工房<3815>がこの日もストップ高と異彩を放つ強さを見せた。また、アカツキ<3932>が後場に入って急騰した。アカツキは、この週末にかけて、『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』がApp Storeランキングで急上昇するなど売り上げを伸ばしていたことなども追い風となったようだ。

また、コナミHD<9766>やバンダイナムコHD<7832>、セガサミーHD<6460>など大手ゲーム株に堅調な銘柄が目立った。

半面、その大手ゲーム株の中で任天堂<7974>が売られた。一部報道で第2四半期(4~6月)の連結純利益が前年同期比2.6倍となる300億円程度になるもようと報じられたものの、これは米大リーグ・シアトルマリナーズの運営会社の持分売却益を計上したことなどが要因で、既に現在の株価に織り込み済みとの見方が強く、新ハード発表後の利益確定売りの動きが継続する格好となったようだ。

ほか、ガンホー<3765>やコロプラ<3668>など主力株は軒並みさえず、モブキャスト<3664>が大幅安した。


■関連銘柄
株式会社アカツキ
http://aktsk.jp/

会社情報

会社名
株式会社アカツキ
設立
2010年6月
代表者
代表取締役CEO 香田 哲朗
決算期
3月
直近業績
売上高239億7200万円、営業利益26億7600万円、経常利益28億3400万円、最終利益12億8800万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3932
企業データを見る
任天堂株式会社
http://www.nintendo.co.jp/

会社情報

会社名
任天堂株式会社
設立
1947年11月
代表者
代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
決算期
3月
直近業績
売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7974
企業データを見る