KLab<3656>の真田社長(写真)は、この日(11月8日)開催した決算説明会で、開発中の他社IP(アニメや漫画などの知的財産権)を活用したタイトルについて、「期待して良い仕上がりだ」と自信を示した。
同社は、現在、他社IPタイトルについては、内部開発では既に発表済みの『うたの☆プリンスさまっ♪』と1タイトル、さらに外部開発タイトルでは2本開発しているという。活用するIPや、リリース時期については明かさなかったが、いずれも順調に開発が進捗しているとのことだった。
▲7本を開発中とのことだが、「ゲームが面白くならない、ビジネスにならないと判断したものは断腸の思いで中止することもある」ため、必ず全てリリースするわけではない、ということに注意して欲しい。
『ラブライブ!』や『BLEACH』などを活用したゲームアプリで大きな成功を収めてきたKLabだが、真田社長は「来期は逆襲の時期に入る」と宣言した。「リリース直前になってしまうだろうが、配信時期は追ってお知らせする。内容は良いので期待してほしい」とコメントした。
なお、開発パイプラインは現在、7タイトルを開発中。自社オリジナルは内製で3本から1本に減らし、外部開発は1本から2本に増やした。中止タイトルは、プロトタイプ開発のもので、開発チームは、他の新作の開発チームに合流しており、余剰人員は発生していないという。
(編集部 木村英彦)
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656