日本ファルコム、16年9月期は売上高7%減、営業益15%減で着地 7月に「イース」シリーズ最新作『イースⅧ』をPS Vita向けで発売

日本ファルコム<3723>は、11月10日、2016年9月期の決算(非連結)を発表、売上高14億6400万円(前々期比7.0%減)、営業利益5億8400万円(同15.7%減)、経常利益5億8400万円(同15.3%減)、当期期純利益3億8600万円(同15.2%減)となった。
 

PS Vita向けゲームソフトとして、1987年にその第1作が発売されて以来、アクションRPGの金字塔として数多くのファンに愛され続けている「イース」シリーズ最新作『イースⅧ-Lacrimosa of DANA-(ラクリモサ・オブ・ダーナ)』を2016年7月に発売した。また、「日本ゲーム大賞フューチャー部門」や「ファミ通アワード」を受賞した『東亰ザナドゥ』をさらに求めやすい価格に設定した『東亰ザナドゥSAKURAまつりパッケージ』を2016年3月に発売、同年9月には、『東亰ザナドゥ』のグラフィッククオリティをさらに高め、新規ストーリーや新ダンジョンなど様々な新規要素を加えた、PS4向けゲームソフト『東亰ザナドゥeX+(エクスプラス)』を発売した。

ライセンス部門では、国内において、2015年12月に携帯型ゲーム機PS Vita向けゲームソフト『英雄伝説 空の軌跡SC Evolution』を、同年7月にはPS Vita向けゲームソフト『英雄伝説 空の軌跡the 3rd Evolution』を発売した。また、「軌跡」シリーズ生誕10周年記念プロジェクトによる完全新作オンラインストーリーRPG『英雄伝説 暁の軌跡』がサービスを開始した。

その他にも、『ファンタシースターオンライン2』や『チェインクロニクル~絆の新大陸~』『ロードス島戦記オンライン』『太鼓の達人』『モンスターハンターフロンティアG(繁体中文版)』『エミル・クロニクル・オンライン』など多数のゲームタイトルとのコラボレーション企画を展開し、ユーザー層の拡大を図った。

なお、2017年9月期通期の予想については、「軌跡」シリーズ最新作「英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ」を発売する予定で、売上高18億円(前期比22.9%増)、営業利益7億5000万円(同28.4%増)、経常利益7億5000円(同28.3%増)、当期純利益5億円(同29.2%増)の見込み。
 

 
日本ファルコム株式会社
http://www.falcom.co.jp/

会社情報

会社名
日本ファルコム株式会社
設立
1981年3月
代表者
代表取締役社長 近藤 季洋
決算期
9月
直近業績
売上高25億3300万円、営業利益14億6000万円、経常利益15億7300万円、最終利益10億2700万円(2022年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3723
企業データを見る