UnrealEngine 4で360度キャプチャーツール「NVIDIA Ansel」がサポートに


NVIDIAは、同社のHP(英語)で360度キャプチャーツールである「NVIDIA Ansel」がEpic GamesのUnreal Engine4でサポートされたことを発表した。

以下がその内容だ。

NVIDIA と Epic Games (以下Epic) は、NVIDIA AnselUnreal Engine 4.14 のメイン ブランチに統合することにより、ゲーム内で写真を撮影できるすばらしい新機能を開発者とゲーマーの皆さまに提供します。
 
Ansel の革新的な仮想カメラを使用すると、ゲーム内でこれまで不可能だった方法で写真を撮影できるようになります。Ansel のサポートにより、プレイヤーは、好きな角度にカメラを動かす、フィルターをかける、超高解像度キャプチャーを使用するといった操作のほか、VR で表示するための 360 度キャプチャーを取ることさえできます。これらの機能の詳細については、Ansel テクノロジーのページをご覧ください。
 
一方で開発者は、UE4 の各種ゲームおよびアプリケーションを容易に Ansel 機能に対応させ、美しく質の高いリアルタイム画像をキャプチャーできる強力な新しいオプションをプレイヤーやエンド ユーザーに提供できるようになります。また Ansel は、UE4 で皆さまのタイトルのプロモーション用画像をキャプチャーできる優れたツールでもあります。
 
Epicのコアレンダリング チームリーダー、マルクス ワズマー(Marcus Wassmer)氏は以下のように述べています。「Unreal Engine 4.14 以降、当社のツールは NVIDIA Ansel のカメラ機能のネイティブ サポートと共に提供されます。つまり、Ansel 機能に対応した UE 4 のゲームまたはアプリケーションをプレイする人は誰でも、巧みに構成されたプロ並みのスクリーンショットを簡単に撮影できるようになります。」
 
すでに Epic チームは、自社の無料マルチプレイヤー オンラインバトル アリーナゲーム『Paragon』に Ansel のサポートを組み込む準備を進めています。Ansel がサポートされたら、『Paragon』のプレイヤーは、時間を止め、Ansel を使用してお気に入りのヒーローやバトルの瞬間をキャプチャーし、それを友人と共有できるようになります。
 
Ansel に対応済みのタイトルには、『The Witcher 3: Wild Hunt』、『Mirror’s Edge Catalyst』、『The Witness』、『War Thunder』のほか、UE4 を利用した 2 大ヒット作『Obduction』と『ARK: Survival Evolved』があります。またAnsel は最近、プラグインとしても Unity Engine に追加されました。
 
ネイティブでの Ansel の統合は、当社と Epic の長い歴史の延長線上にあります。Epic はゲーミングおよびグラフィックス テクノロジーの最も積極的な推進者として一翼を担ってきました。同社は現在、1 年以上にわたって NVIDIA VRWorks をサポートしており、開発者が NVIDIA GameWorks テクノロジーを容易に自社のゲームに組み込めるようにしました。
 
GameWorks は、ゲームの新しい視覚効果の作成と提供に対する生産指向のアプローチを取り、それらの最新視覚効果を手軽にゲームに組み込めるようにしています。またEpic は、その効果を自社のエンジンに統合することで、Unreal Engine の各種ゲームに視覚効果を追加するプロセスを簡素化しています。
 
Epic はゲーミング テクノロジーのリーダーです。NVIDIA は、テレビゲームに対する直接的かつプラスの影響力を持つ同社が、グラフィックステクノロジーのイノベーションペースを加速できるよう積極的に支援したいと考えています。
 
詳細情報を必要とされる開発者の皆さまは、NVIDIA の開発者向け Web サイトをご覧ください。
Epic Games(エピック ゲームズ)

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