【ゲーム株概況(2016年)】モバファク、ドリコムなど6社が株価倍増超と躍進 任天堂、コナミHDなど大手ゲームソフトも復権 日経平均は5年連続高

2016年の売買最終日となる12月30日の東京株式市場では、日経平均株価は小反落し、前日比30.77円安の1万9114.37円で年内の取引を終えた。米国市場安と為替の円高推移を受けて、朝方は売り物が先行し、昨年末の終値1万9033.71円を下回る場面があったものの、後場に入ると次第に下げ渋り、前日比プラス圏まで浮上する場面もあった。なお、日経平均は前年度終値対比で5年連続の上昇ということになる。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、マイネット<3928>がストップ高に張り付くなど強さを見せる展開となった。マイネットは、いちよし証券が同社の来期以降の業績予想を大幅に引き上げたことが材料視されている。直近も子会社のC&Mゲームスがenish<3667>の『ドラゴンタクティクス』のタイトル買取に関する契約を締結(関連記事)するなどタイトル獲得の動きが加速しており、業容の急拡大への期待が高まっているようだ。

また、その『ドラゴンタクティクス』を譲渡する側のenishも引き続き出遅れ修正の動きとなったほか、アクセルマーク<3624>やサイバーエージェント<4751>も買われた。

半面、オルトプラス<3672>は年初来高値964円を付けた後、利益確定の売り物に押されて上げ幅を縮小し、ドリコム<3793>やグリー<3632>もさえない。

■モバファク、ドリコム、イグニスなど6社が株価倍増超に
続いて、年間の主なゲーム関連株の株価推移を見てみたい。下の表は主なゲーム関連株の年初始値と年末終値の騰落率をまとめたものになる。なお、2016年に上場した3銘柄(アカツキ<3932>、エディア<3935>、LINE<3995>)は上場初値からの騰落率ということになる。
 

表を見てみると、位置情報ゲームで人気づいたモバイルファクトリー<3912>が3.1倍の株価となったのをはじめ、IPゲーム戦略が評価されたドリコムが2.6倍、『ぼくとドラゴン』を軸にして業績急回復を演じたイグニス<3689>が2.6倍など6社が株価倍増超になっている。

また、任天堂<7974>やコナミHD<9766>、セガサミーHD<6460>など大手ゲームソフト会社も軒並み日経平均株価をアウトパフォームする上昇ぶりとなった。

その一方、下落率が最も大きかったのはコロプラ<3668>だ。コロプラは、2017年9月期の会社側業績予想が市場の想定を大きく下回る弱気な数字だったことがショック安を招いた格好だ。加えて、ガンホー<3765>やミクシィ<2121>もマイナスとなるなど、モバイルゲーム大手の苦戦が目立つ。この辺りは業績面での後退がストレートに株価に表れていると言えそうだ。

株価推移で見る限り、今年は強いIPを持つ大手ゲームソフト会社の復権と、強みや戦略などを示すことができた企業が活躍したことが特徴の1年だったのではないだろうか。


 
株式会社ドリコム
http://www.drecom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ドリコム
設立
2001年11月
代表者
代表取締役社長 内藤 裕紀
決算期
3月
直近業績
売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3793
企業データを見る
株式会社マイネット
http://mynet.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社マイネット
設立
2006年7月
代表者
代表取締役社長CEO 岩城 農
決算期
12月
直近業績
売上高87億1700万円、営業利益1億6800万円、経常利益1億2500万円、最終利益1億4300万円(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3928
企業データを見る
株式会社モバイルファクトリー
http://www.mobilefactory.jp/

会社情報

会社名
株式会社モバイルファクトリー
設立
2001年10月
代表者
代表取締役 宮嶌 裕二
決算期
12月
直近業績
売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3912
企業データを見る
株式会社イグニス
http://1923.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社イグニス
設立
2010年5月
代表者
代表取締役社長 銭 錕(センコン)/代表取締役CTO 鈴木 貴明
決算期
9月
企業データを見る