日本エンタープライズ、2Qは売上高2%減ながら営業益は3.7倍に拡大 期中は初のVRゲームリリースなどにも注力

日本エンタープライズ<4829>は、1月13日、2017年5月期の第2四半期累計(6~11月)の連結決算を発表、売上高24億9400万円(前年同期比2.1%減)、営業利益1億6600万円(同3.7倍)、経常利益1億8500万円(同3.5倍)、四半期純利益7000万円(同2.0%増)となった。
 

各セグメントごとの状況は以下の通り。

①コンテンツサービス事業
キャリア(移動体通信事業者)向けサービスは、月額有料会員サービス及び定額制サービスともに広告効果が低下する中、「ATIS交通情報」や「ちょこっとゲーム」を中心に、効率の良いプロモーションの実施や利用促進に努めした。一方で、App Store、Google Play向けサービスは、アプリの開発及び投入を行うとともに、各種アライアンスの強化を図ることで、コンテンツプラットフォーム化を推進したほか、ヒットコンテンツ創出へ向けて、初のVRゲームリリースなどに取り組んだ。

②ソリューション事業
システムの企画、構築、運用、デバッグ、サーバ保守管理などの法人向け受託開発は、IT投資の活性化を背景に受託案件の獲得を拡大させてきたほか、法人向け業務支援についても、
各種サービスの提供に努めた。また、取引の安全性を保証する仲介サービス(エスクロー)については、フリマアプリ「Dealing」において、多種多様な決済に対応することで利便性の向上に努めてきたほか、エスクローのビジネスモデルを活用した新サービスの企画開発を進めた。

一方、広告代理サービス「店頭アフィリエイト」は、取扱商材の拡充と販路開拓の推進に注力した。また、広告アプリについては、女性向けヘルスケアアプリ「女性のリズム手帳」において、エキサイト<3754>との共同運営を推進した。

海外では、中国(上海)の携帯電話販売店(チャイナテレコムショップ)での法人向け販売強化に努めた。

なお、2017年5月期通期の予想は、従来予想から変更なく、売上高53億円(前期比4.2%減)、営業利益3億3000万円(同50.2%増)、経常利益3億5000万円(同38.6%増)、当期純利益1億3500万円(同58.7%減)の見込み。
 


日本エンタープライズ株式会社
http://www.nihon-e.co.jp/

会社情報

会社名
日本エンタープライズ株式会社
設立
1989年5月
代表者
代表取締役社長 植田 勝典
決算期
5月
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4829
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