ネクソン<3659>は、この日(2月10日)、東京都内で開催した決算説明会で、日本国内の第4四半期の売上収益が前四半期比25.6%増の46億9200万円と久々に前四半期比でプラスに転じたことを明らかにした。四半期ベースの売上高については、これまで下落トレンドが続いていたが、複数のヒット作の創出で歯止めをかけることに成功した。
PCオンラインゲーム『ツリーオブセイヴァー』が四半期を通じて業績に寄与したほか、スマートフォンゲーム・アプリ『HIDE AND FIRE』が四半期を通じて貢献し、さらに12月にリリースした『HIT』も好調な滑り出しを見せたとのこと。この結果、モバイルゲームに占めるネイティブゲームからの売上収益は1/3に達しているという。
同社CFOの植村士朗氏(写真)は、競争が厳しく楽観できる状況ではないと前置きしつつ、「日本も高品質モバイルゲームが受け入れられる環境になってきた。ネクソングループのネットワークを使って高品質タイトルを日本向けに配信してきた」と述べた。今後も良質なタイトルのパブリッシングを行いつつ、日本の開発力強化にも取り組む考え。
(編集部 木村英彦)
会社情報
- 会社名
- 株式会社ネクソン
- 設立
- 2002年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 イ・ジョンホン(李 政憲)/代表取締役CFO 植村 士朗
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上収益4233億5600万円、営業利益1347億4500万円、最終利益706億0900万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3659