フリュー、3Qは営業益15%増と2ケタ増益に プリントシール事業が好調 ゲーム事業は『モン娘☆は~れむ』が伸びるも来期に向けた開発投資先行

フリュー<6238>は、2月13日、2017年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表、売上高185億5700万円(前年同期比1.2%増)、営業利益35億5700万円(同15.3%増)、経常利益35億4600万円(同15.3%増)、四半期純利益24億2000万円(同18.7%増)と増収増益で着地した。
 

主なセグメント別の状況は以下のとおり。

①プリントシール事業…売上高67億1500万円(前年同期比2.8%増)、営業利益11億7200万円(同32.9%増)
プリントシール機「UP(アップ)」「Cyun't(キュント) ~恋するプリ~」を第3四半期累計期間に発売した。また、シール紙売上は、前年同期と同水準のプレイ回数を維持し、堅調に推移した。

②コンテンツ・メディア事業…売上高58億9200万円(同6.9%増)、営業利益32億3200万円(同7.3%増)
プリントシール画像取得・閲覧サービス「PiCTLINK(ピクトリンク)」の入会促進施策と継続利用促進施策が功を奏し、第3四半期末における有料会員数は163万人となった。一部のフィーチャーフォン向けコンテンツは、市場の縮小から有料会員数が減少したものの、「curet(キュレット)」「ハルハル」などのWEBマガジンや、カラーコンタクトレンズの販売サイト「Mew contact(ミューコンタクト)」なども堅調に推移した。

③キャラクタ・マーチャンダイジング事業…売上高39億6500万円(同12.5%減)、営業利益4億1500万円(同19.8%減)
スマートフォン向けゲームアプリのキャラクター、音楽アーティスト系のキャラクターなど、多数の新規キャラクター版権の獲得とその商品化を行ったが、いずれも前期主力商品に匹敵するような売上の獲得に至らず、アミューズメント施設向けのクレーンゲーム景品(プライズ)、キャラクターくじ「みんなのくじ」ともに、前年同期の売上を下回った。

④ゲーム事業…売上高15億1500万円(同27.6%増)、営業損益4億3900万円の赤字(前年同期4億円の赤字)
PS Vita向けオリジナルタイトル『Caligula -カリギュラ-』やニンテンドー3DS向け版権タイトル『ベイブレードバースト』などの発売が売上に寄与した。また、スマートフォン向けオリジナルゲームアプリ『モン娘☆は~れむ』の配信が前年同期に比べ売上を伸ばした。その一方で、来期以降に向けた積極的な開発投資を行った。

なお、2017年3月期通期の連結業績予想は、8月10日に発表した修正予想から変更なく、売上高253億7600万円(前期比5.0%増)、営業利益40億3200万円(同10.4%増)、経常利益40億円(同9.1%増)、当期純利益27億7700万円(同12.7%増)の見込み。
 
フリュー株式会社
http://www.furyu.jp/

会社情報

会社名
フリュー株式会社
設立
2007年4月
代表者
代表取締役社長 三嶋 隆
決算期
3月
直近業績
売上高364億円、営業利益21億3100万円、経常利益21億7900万円、最終利益14億4300万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6238
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