イオンファンタジー、第1四半期決算は最終利益577%増の9億8600万円と大幅増益…プライズや新業態の店舗貢献、為替差益も大きく貢献

イオンファンタジー<4343>は、7月10日、2027年2月期 第1四半期の連結決算を発表し、売上高245億7500万円(前年同期比12.2%増)、営業利益13億3600万円(同9.3%増)、経常利益16億0500万円(同173.2%増)、最終利益9億8600万円(同577.1%増)と増収増益を達成した。

・売上高:245億7500万円(同12.2%増)
・営業利益:13億3600万円(同9.3%増)
・経常利益:16億0500万円(同173.2%増)
・最終利益:9億8600万円(同577.1%増)

は国内外で新業態への投資や既存店の強化が奏功し、第1四半期は増収増益となった。売上高は4期連続、営業利益は2期連続で第1四半期として過去最高を更新したほか、円安に伴う為替差益も寄与し、経常利益と四半期純利益も過去最高を記録した。

国内事業では既存店売上高が前年同期比4.9%増と堅調に推移した。主力のプライズ部門は同7.1%増となり、特に小さな子ども向けのキッズプライズは、面積効率の高い機械の増設や「とれやすいブース」の拡大が奏功し、同21.7%増と全体をけん引した。

出店面では、新業態への投資を積極化した。大型プライズ専門店「クレーン横丁 極(きわみ)」を2店舗出店し、前期開業分を含む全4店舗が計画を大きく上回る実績で推移している。プレイグラウンド事業では小商圏向け新業態「のびっこ」を2店舗、大型商業施設向けの「ちきゅうのにわ」を3店舗出店したほか、温浴施設「OYUGIWA にいざ温泉」も開業した。同社は高い稼働率と収益性が期待できる業態として、今後も厳選出店を進める方針を示している。

一方で、新業態や成長分野への積極出店に伴う一時的な開業費用が利益を圧迫し、国内事業の営業利益は前年同期を下回った。ただし、売上高は3期連続で第1四半期として過去最高を更新している。

海外事業では、従来の店舗数拡大を重視した成長戦略から、既存店の収益力と投資効率を重視する利益率重視の戦略へ転換している。ASEANでは既存店の改装効果に加え、地方都市を中心としたローエンド業態の出店が寄与し、タイとインドネシアが増収増益となった。マレーシアはインフレによる節約志向、フィリピンは燃料価格上昇など消費環境の悪化を受けて減益となったものの、ASEAN全体では増収増益を確保した。

中国事業では、黒字体質への転換に向けた構造改革を継続しており、営業損失は前年同期から大幅に縮小した。海外事業全体では売上高が第1四半期として過去最高を更新し、営業損益も前年同期の赤字から黒字へ転換した。

同社は2026~2030年度の中期経営計画で、メインターゲットを「子ども」から「子どもとその家族」へ拡大し、「夢中」で「楽しい」にぎわい空間を創り続ける企業を目指す方針を掲げている。国内では新業態の育成、海外では収益性を重視した店舗運営を進めることで、中長期的な成長につなげる考えだ。

 

■2027年2月期の見通し

2027年2月期の業績は、売上高980億円(前期比5.0%増)、営業利益80億円(同30.8%増)、経常利益63億円(同14.4%減)、最終利益30億円(同7.5%増)、EPS151.67円を見込む。株価収益率は16.9倍となる。

・売上高:980億円(同5.0%増)
・営業利益:80億円(同30.8%増)
・経常利益:63億円(同14.4%減)
・最終利益:30億円(同7.5%増)
・EPS:151.67円

【通期計画に対する進捗率】
・売上高:25.1%
・営業利益:16.7%
・経常利益:25.5%
・最終利益:32.9%

 

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