バンナムHD、アニメコンソーシアムジャパンを完全子会社化…動画配信権の獲得競争激化など外部環境の急激な変化に対応するため

バンダイナムコホールディングス<7832>は、3月16日、持分法適用関連会社アニメコンソーシアムジャパン（以下、ACJ）を完全子会社化することを発表した。

ACJは、日本のアニメコンテンツの海外向け動画配信やアニメ関連商品を取り扱うECサイトの運営を行い、アニメコンテンツをオールジャパン体制で海外に向け発信していくことを目的に、複数社の共同出資により2014年11月に設立された。現在、事業面では海外大手企業の相次ぐ配信事業への参入・展開強化により、全世界的に動画配信権の獲得競争が激化するなど、外部環境の急激な変化に直面している。

このような状況を受け、環境や市場動向の変化に、より柔軟かつ迅速に対応していくために、事業再構築に向けた体制変更を行うことが必要であると判断した。そこで、2017年3月31日をめどに、バンダイナムコホールディングス以外のACJへの出資会社14社より、保有するACJ株式の全ての取得を行い、同社を完全子会社化することを決定した。

なお、この完全子会社化によるバンダイナムコホールディングスの2017年3月期の連結業績への影響は軽微で、今後開示すべき事項が発生した場合は速やかに情報開示するとしている。

＜アニメコンソーシアムジャパン概要＞