インターメディアプランニング、「駅すぱあと」に位置情報取得機能を提供…移動情報を分析しより精度の高いターゲティング広告を配信

位置情報プラットフォーム「39Geopla」を運営するインターメディアプランニングは、3月29日、乗り換え案内サービス「駅すぱあと」を提供するヴァル研究所の「駅すぱあと」に対して位置情報取得機能を提供する。ヴァル研究所は、同社保有のリアル行動データを分析、セグメント化し、ターゲティング可能にした新たなオーディエンス広告を4月3日より正式リリースする予定。
 
「駅すぱあと広告」は、iPhone・Androidで累計730万ダウンロード(※2017年3月時点)を超える乗り換え案内アプリ「駅すぱあと」のユーザーの移動予測データを活用し、ユーザーの生活圏や趣味趣向を独自にセグメント化した、ユニークなエリアターゲティング広告。
 
現在のオーディエンスターゲティング広告では、主にユーザーのウェブページ閲覧履歴をもとに興味関心を推定し、ターゲティングを行う手法が一般的だが、今回、同社保有の移動予測データに加え実際の行動データも活用することで、より高い精度で趣味趣向を推定するオーディエンスターゲティング広告が可能となったという。

また、リアルタイムの位置情報や、従来の移動予測データとの連動も可能なため、移動前と移動後の店舗付近とで広告クリエイティブを出しわけるシナリオ配信にも対応する。
 

今後は複数の行動履歴を掛け合わせ、より立体的なペルソナをもとにしたオーディエンスターゲティング配信にも対応する予定。例えば、ある自動車メーカーが新型SUVを訴求する場合、

・週末に公園によく行く(≒ファミリー層の要素)
・連休にはスキー場へ来訪(≒アウトドア好きの要素)

というような行動をしているユーザーを「アウトドア好きのファミリー層」と推定し、新型SUVに乗って家族でスキーを楽しむ広告クリエイティブを配信する。さらに、そのユーザーがディーラー付近に来た際には試乗キャンペーンなどの来店促進訴求をするなど、ユーザーの状況に応じたシナリオ配信が可能となる。