【レビュー】ほのぼのとした「エグリア」の世界に移住してみませんか?…童話の中に入った気分になれる『EGGLIA~赤いぼうしの伝説~』を紹介
DMMのPOWERCHORD STUDIOは、ブラウニーズが開発を手掛けるスマートフォン向けRPG『EGGLIA~赤いぼうしの伝説~』を、4月13日より配信開始する。
本作の制作総指揮を務めるのは、『聖剣伝説』シリーズや『チョコボスタリオン』などを手掛けたことで知られる、亀岡慎一氏。なお、最初に説明しておきたいのは、本作は基本無料のアプリではなく、売り切り型の有料アプリだということだ。価格は1200円を予定しており、ボリューム的にはゲームクリアまでに約30時間、やり込み要素を含めるとさらに膨大なコンテンツが用意されているとのこと。
今回は、そんな本作を配信前にプレイさせていただく機会を得られたので、レビューとして各要素の魅力を紹介していく。
■「エグリア」の世界に自身を投影 住みやすい街作りがどんどん楽しくなる!
本作の物語は、空から降ってきたレッドキャップ族である主人公の「チャボ」(名前変更可能)が、エルフのロビン、フェアリー族のマリーと出会うところから始まる。記憶喪失となったチャボは、彼女たちと共に世界が詰まった魔法の卵「ニーベルエッグ」を解放し、封印された世界を取り戻していくことに。世界を広げ、新たな住民を街に迎えて活気を取り戻していくことが主な目的となる。
卵を手に入れたら、ランドを設置してマップを広げられるように。ランドは、現在、解放されている周囲であれば自由に選択可能で、特定のランドを隣接させることで新しいエリアが出現することもある。
▲卵を割った際に手に入る「卵の殻」を使えば、ランドの移動も可能となっている。
卵を割ったらいざステージへ。ステージでは、サイコロを振ってCLEARマスに到達することでクリアとなる。逆に、HPが0になるか、上限ターンに達するとゲームオーバーとなり、集めたアイテムを失ってしまう。ただゴールを目指すだけではなく、道中にある木や敵を倒すことで街の発展に欠かせないアイテムが手に入る。
▲家の増築や家具の作成に必要木にはさまざまな種類がある。
▲サイコロの出目が大きくなるほど、敵に与えられるダメージも増える。
▲特定の条件を満たすことで報酬がもらえるミッションも。
▲個性豊かなキャラが続々と登場するのも本作を紹介するうえで欠かせない魅力のひとつだ。
ステージを進行すると、住民が増え、街の中でできることが増えていく。その後は、住民のお願いを聞いたり、プレゼントを渡すことで「ラブリティ」が上がり、より親密な関係を築くことができる。住民から依頼されるクエストをクリアすれば、経験値がもらえる。また、ハートマークが表示された住民からはプレゼントがもらえることも。
▲「!」や「…」マークが出ている住民はチャボの助けを必要としている。1日1回まで、住民に宝物を渡すことができる。
▲一度受けた依頼は、「クエスト」MENUや「キャラ」MENUから確認可能。
▲ステージに出掛ける際に最大2人の住民を同行させることができる。主にアイテムを集めてくれる住民はそれぞれ特殊なスキルを備えており、街で仲良くなるほど効果がアップしていく。また、「やる気」を失った住民は同行してくれないので注意。やる気は、時間経過か「種族印」のやる気回復アイテムを使って回復できる。
そのほか、街にある「精霊のほこら」では「料理」をお供えすることで「精霊」を呼び出せる。仲間になった精霊は編成することでチャボの能力が上がるほか、戦いに役立つルーンがつかえるようになる。また、「ASSAULT」や「SUPPORT」など、セットする枠によって同じ精霊でも効果が変化するため自分好みのカスタマイズが可能となっている。
「ASSAULT」枠はHPとATKと属性DEFが上昇、主に敵にダメージを与える攻撃的なルーンを使えるようになる。「SUPPORT」枠はHPとDEFと属性DEFが上昇、主に主人公をサポートする補助的なルーンが使えるようになる。
▲呼び出される精霊は料理の種類によって変化。
▲精霊固有の必殺技「ルーン」を使うには「マナ」が必要。マナは1ターンに1ずつ貯まっていく。
▲特定の組み合わせで精霊を編成すると、特別な効果「リンクルーン」が発動。
▲仲間になった精霊たちの会話イベント「スピリトーク」も楽しめる。
さらに、精霊の育成に欠かせない「ポテト」や、進化に必要な「宝石」は街で作成することができる。これらの素材は時間経過で成長するためクエストの合間や、ちょっと空いた時間に植えておくだけでもOKだ。
▲運良く「大収穫」できれば手に入る量が2倍になる。
そんな本作が、いよいよ本日4月13日に配信開始。オススメポイントとしては、やはり、あたかも自分が街に住んでいるかのような気持に浸れる心地よい没入感だ。卵の解放によるステージの踏破、「家を建ててほしい」といった住民からのお願い、精霊の育成など、やりたいことは尽きないので、入りこめば入り込むほど奥が深くなっていく。ボリューム的にも「これで1200円!?」と驚いてしまうほどの内容に仕上がっているので、本稿を読んで気になった読者の方々にも、是非プレイしていただきたい。
(文 編集部:山岡広樹)