グリー<3632>は、4月27日、第3四半期の決算説明会で、第4四半期(17年4~6月期)の業績について、売上高159億円(前四半期比QonQ変わらず)、営業利益14億円(同6.6%減)となる見通しと発表した。同社では、新規4タイトルのリリースに伴う広告宣伝費の増加などを見込んでおり、「保守的に見積もっている」(秋山仁取締役、写真)という。
実際、新作ゲームアプリのリリース後の状況が読みづらいため、第3四半期(1~3月)の業績予想も保守的だった。2月発表時の業績予想は、売上高が153億円、営業利益が12億円と減益を見込んでいたが、フタを開けてみると、売上高が158億円(QonQ5.3%増)、営業利益15億円が(同0.5%増)と上ぶれての着地となった。
第4四半期にリリースした『アナザーエデン』がアプリストア売上ランキングのTOP10に入るなど、同社のネイティブアプリは、喉から手が出るほど欲しかった「結果」が徐々に伴いつつあるグリー。第4四半期の業績は上ブレで着地するかは、『アナザーエデン』とその他新作の運営成績にかかっているようだ。
会社情報
- 会社名
- グリー株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632