フィールズ、17年3月期は売上高18%減、124億円の最終赤字に パチスロタイトルの需要低下 ゲーム分野も新作開発遅れや中止が響く
フィールズ<2767>は、5月9日、2017年3月期の連結決算を発表、売上高766億6800万円(前々期比18.8%減)、営業損益53億7400万円の赤字(前々期14億1100万円の黒字)、経常損益90億6800万円の赤字(同13億8000万円の黒字)、当期純損益124億8300万円の赤字(同1億1800万円の黒字)と大幅な赤字を計上した。
主力分野であるパチンコ・パチスロ分野で、パチスロ機の型式試験方法の変更に端を発した相次ぐ規制などによる遊技機販売市場の縮小傾向の影響を受けており、第4四半期期間(1~3月)に販売したパチスロの一部タイトルも需要低下の影響により受注が伸び悩んだ。
また、ゲーム分野は、ソーシャルゲームにおいて有力IPを活用したタイトルが引き続き収益に貢献したものの、新規タイトルの投入延期や、コンシューマゲームの一部タイトルの開発中止などの影響により、収益が前年同期を下回った。
なお、持分法適用関連会社ミズホの事業環境および同社の資産状態などを総合的に勘案した結果、同社に対する貸倒引当金および同社株式評価損など20億円を持分法投資損失として計上したほか、事業の選択と集中および経営の効率化により新たに特別損失7億円が発生。個別の繰延税金資産の取り崩しにより法人税等調整額14億円も計上している。
2018年3月期通期の予想については、幅を持たせたレンジ予想のみを開示しており、売上高820億~850億円(前期比7.0~10.9%増)、営業利益10億~20億円、経常利益0~20億円、当期純利益0~10億円を見込んでいる。
主力分野であるパチンコ・パチスロ分野で、パチスロ機の型式試験方法の変更に端を発した相次ぐ規制などによる遊技機販売市場の縮小傾向の影響を受けており、第4四半期期間(1~3月)に販売したパチスロの一部タイトルも需要低下の影響により受注が伸び悩んだ。
また、ゲーム分野は、ソーシャルゲームにおいて有力IPを活用したタイトルが引き続き収益に貢献したものの、新規タイトルの投入延期や、コンシューマゲームの一部タイトルの開発中止などの影響により、収益が前年同期を下回った。
なお、持分法適用関連会社ミズホの事業環境および同社の資産状態などを総合的に勘案した結果、同社に対する貸倒引当金および同社株式評価損など20億円を持分法投資損失として計上したほか、事業の選択と集中および経営の効率化により新たに特別損失7億円が発生。個別の繰延税金資産の取り崩しにより法人税等調整額14億円も計上している。
2018年3月期通期の予想については、幅を持たせたレンジ予想のみを開示しており、売上高820億~850億円(前期比7.0~10.9%増)、営業利益10億~20億円、経常利益0~20億円、当期純利益0~10億円を見込んでいる。
会社情報
- 会社名
- 円谷フィールズホールディングス株式会社
- 設立
- 1988年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 グループ最高経営責任者 山本 英俊
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1419億2300万円、営業利益118億2700万円、経常利益129億4700万円、最終利益115億5100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2767