セガゲームスのスマホ・オンラインゲーム事業、4億円の赤字から49億円の黒字に転換 広告宣伝の抑制とDL数拡大を実現 Noah Passの強み発揮か
セガサミーホールディングス<6460>は、この日(5月12日)発表した2017年3月期決算で、オンラインゲームやスマートフォンゲームアプリを展開する「デジタルゲーム」の営業利益が49億円で、前の期の4億円の赤字から大幅に黒字転換をしたことを明らかにした。売上高についても前の期に比べて4%増の473億円と伸びた。
同社では、『ファンタシースターオンライン2』が引き続き好調に推移したことに加え、スマートデバイス向けタイトル『オルタンシア・サーガ -蒼の騎士団-』や『ぷよぷよ!!クエスト』などの既存主力タイトルを中心に、各種イベントやアップデート等を実施し堅調に推移した、と説明している。
同社の発表したデジタルゲームのKPIを見ると、平均MAU(月次アクティブユーザー数)が低下したものの、平均ARPMAU(顧客単価)が前の期の1000円台後半から2000円台に上昇したことで売上を伸ばしたものとみられる。
最も大きかったのは費用面で、広告宣伝費の適正化が行われたようだ。2017年3月期に入って、各四半期の売上高に対する広告宣伝費比率が平均で10%を割り込むなど広告宣伝費の適正化が進んだことが主な要因とみられる。開示された資料で計算すると、前の期は広告宣伝費に70億円費やしたが、この期は40億円に抑えた。
これを可能にしたのは、アプリ間の相互広告・送客を支援するサービス「Noah Pass」の存在だろう。「Noah Pass」の平均MAUは顕著に伸びたわけではないが、相互広告・送客を活発化させることでダウンロード数の伸びにつなげたようだ。ダウンロード数は前の期の1818万ダウンロードから2522万ダウンロードに伸びた。
同社では、『ファンタシースターオンライン2』が引き続き好調に推移したことに加え、スマートデバイス向けタイトル『オルタンシア・サーガ -蒼の騎士団-』や『ぷよぷよ!!クエスト』などの既存主力タイトルを中心に、各種イベントやアップデート等を実施し堅調に推移した、と説明している。
同社の発表したデジタルゲームのKPIを見ると、平均MAU(月次アクティブユーザー数)が低下したものの、平均ARPMAU(顧客単価)が前の期の1000円台後半から2000円台に上昇したことで売上を伸ばしたものとみられる。
最も大きかったのは費用面で、広告宣伝費の適正化が行われたようだ。2017年3月期に入って、各四半期の売上高に対する広告宣伝費比率が平均で10%を割り込むなど広告宣伝費の適正化が進んだことが主な要因とみられる。開示された資料で計算すると、前の期は広告宣伝費に70億円費やしたが、この期は40億円に抑えた。
これを可能にしたのは、アプリ間の相互広告・送客を支援するサービス「Noah Pass」の存在だろう。「Noah Pass」の平均MAUは顕著に伸びたわけではないが、相互広告・送客を活発化させることでダウンロード数の伸びにつなげたようだ。ダウンロード数は前の期の1818万ダウンロードから2522万ダウンロードに伸びた。
会社情報
- 会社名
- 株式会社セガ
- 設立
- 1960年6月
- 代表者
- 代表取締役会長CEO 里見 治紀/代表取締役社長執行役員COO 内海 州史/代表取締役副社長執行役員Co-COO 杉野 行雄
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1916億7800万円、営業利益175億3900万円、経常利益171億9000万円、最終利益114億8800万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- セガサミーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高4678億9600万円、営業利益568億3600万円、経常利益597億7800万円、最終利益330億5500万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6460