
ミクシィ<2121>は、1月20日、独SNS運営会社Vznet Netzwerke社とプラットフォーム共通化に関する基本合意書を締結した、と発表した。
Vznet Netzwerke社は、中高生向けSNS「schülerVZ」、大学生向けSNS「studiVZ」、社会人向け「meinVZ」を運営しており、ドイツ最大の規模になるという。
今回締結した基本合意書は、SNSでのソーシャルアプリのプラットフォームの共通化を進める内容になっているようだ。これが実現すれば、ソーシャルアプリケーションプロバイダー(SAP)は、SNSの枠を超えて、ワンストップで世界市場に展開を行うことが可能になる。
例えば、「mixi」でソーシャルアプリを提供するSAPがVznet Netzwerke社のSNSでも提供しようとする場合、Vznet Netzwerke社向けにカスタマイズを行う必要がある。ところがプラットフォームの共通化を行うことによって、SAPは、ゲーム内容のローカライズやカルチャライズなどを行う程度で配信できるようになると思われる。
なお、ミクシィでは、2010年9月より、中国最大のSNS「Renren」、韓国最大のSNS「Cyworld」と同様の取り組みを行っている。