KLab、非開示としていた24年12月期通期の連結業績予想を発表…売上高22.6%減、各利益項目は赤字幅が拡大 4Qに約9億8000万円の特別損失を計上
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KLab<3656>は、1月8日、非開示としていた2024年12月期通期の連結業績予想を発表、前々期比で売上高が22.6%減、各利益項目は赤字幅が拡大する見通しとなったことを発表した。
売上高83億円(前々期比22.6%減)
営業損益14億円の赤字(前々期12億1800万円の赤字)
経常損益14億円の赤字(同8億5200万円の赤字)
最終損益28億円の赤字(同18億1900万円の赤字)売上高については、既存タイトル『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』において、2023年より継続して取り組んできた減衰抑制への施策に一定効果がみられ、前年を上回って推移したほか、海外のゲーム会社に対しニーズが高い日本IPのゲーム化やIPコラボを支援する支援モデルによる収益の積み上げもあったものの、そのほかの既存タイトルの減衰およびサービス終了タイトルによる売上高の減少をカバーするには至らず、前々期(2023年12月期)から減少する見通しとなった。
営業損益については、採用の抑制とともに人員体制を見直し採算性向上に努めたほか、コストコントロールを徹底し費用の抑制に努めたが、売上高の減少に伴う利益の減少をカバーするには至らなかった。
最終損益については、新たに第4四半期期間に投資有価証券評価損8億6000万円とソフトウエアの減損損失1億2100万円を特別損失に計上することにより、赤字幅が前々期から拡大する見通し。
なお、同社と比較される銘柄として、アカツキ<3932>、ドリコム<3793>、Aiming<3911>、カヤック<3904>などがあげられる。
- 【18時26分追記】
- 業績推移は以下の通り。
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656