VRソーシャルアプリ運営のクラスター、エイベックスなどを引受先とした第三者割当増資で約2億円を調達…IPを活かした新しいエンタメ体験へ

 
VR上でイベントやライブを楽しめる「cluster.」を運営するクラスターは、シリーズAラウンドで総額約2億円の第三者割当増資を実施を発表した。引受先は、エイベックス・ベンチャーズ(以下、エイベックス)、ユナイテッド株式会社、ディー・エヌ・エー、Skyland Venturesの4社と個人投資家となっており、エイベックスとは業務提携も行っている。

エイベックスとの提携においては、今後「cluster.」とVRを一般ユーザーへ訴求のため、アーティストやアニメ、2.5次元アイドルと多岐にわたってコンテンツを有する同社と組むことで新しいエンタメ体験の創造にチャレンジする意向だ。

クラスターは、5月31日より「cluster.」正式版サービスが一般ユーザー向けにオープンを行った。今後は、人気コンテンツを有する企業との協業を積極的に進めていくとともに、スマートフォンやモバイルVRといったマルチデバイス対応を含めてプロダクト改善を進める、と説明している。

なお、同社は5月12日に秋元康氏らが資本参画しているパルス社との業務提携の発表を行っている。


「cluster.」正式版サイト
https://cluster.mu/


【投資家からのコメント】

■エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社 代表取締役社長CEO 松浦勝人氏
「先日の第1回 avex Enter-Tech ピッチイベントにおいて、クラスターが有する高い技術力のみならず、加藤社長の溢れんばかりの情熱を肌で感じ、自分から審査員賞を出させていただいた。今後、クラスターが有するVRのプラットフォーム技術とavexの既存事業とが様々なシナジーや化学反応を起こし、全く新しいライブやイベントの形が生まれて行くことを強く期待している。」

■ユナイテッド株式会社 取締役 兼 常務執行役員 手嶋浩己氏
「クラスター社及びその経営幹部には、この仮想空間上のコミュニティサービスをやる必然性があり、そこには退路を絶った覚悟を感じました。VRという文脈の追い風を受けつつ、本質的に自分たちがやりたいことを研ぎ澄ませ、結果を出してもらいたいです。私も経営的な観点でサポート出来ることは全力で支援していきたいと思います。」

■株式会社ディー・エヌ・エー 執行役員 原田明典氏
「VRはエンドユーザーの環境としてはまだまだ端緒についたところですが、今後どういうユースから普及していくかと考えた時に、映像やゲームといった純粋なコンテンツだけでなく、他の人と交わるソーシャルな空間というのも可能性があると思われます。共感や一体感といったものも従来のネットサービスのレベルを一段超えた体験が提供されることを期待しています。」


【「cluster.」とは?】 

「cluster.」は、誰もがVR空間上でルームを作って動画視聴やイベント参加、ライブ体験を共有して楽しめるVRソーシャルルームアプリで、数千名規模のイベントを開催することも可能だ。

なお、今回のタイミングでは、一般ユーザーは参加費無料のイベントのみ開催することが可能で、有料チケット機能については、問合せの中から個別に提供していく予定だ。また、初期の対応機種は、VRデバイス(Oculus Rift CV1/HTC VIVE)とPC(Mac/Windows)で、その他のデバイスにも順次対応していくという。