小学館集英社プロダクションは、7月19日、書籍『ど田舎うまれ、ポケモンGOをつくる』を発売する。価格は、1200円(税別)。本書は、『ポケモン GO』ゲームディレクターとして活躍する野村達雄氏が『ポケモン GO』ローンチに至るまでの開発秘話や中国で生まれ、日本で育ち、現在はアメリカのシリコンバレーで生活するに至った人生を振り返る内容となっている。
野村氏は中国黒龍江省(旧満州)の寒村に生まれ、極貧生活を送り、豊かさを求め、9歳で日本に移住。長野で新聞配達をしながら、苦学し、東京工業大学大学院に入学。2011年にソフトウェアエンジニアとしてGoogle Japanに入社、Google マップの開発に携わった。2013年に米国Google本社に移籍し、『ポケモン GO』のきっかけとなったエイプリルフール企画『ポケモンチャレンジ』などを手がけ、世界を驚かせた。その後、位置情報ゲーム『Ingress』の開発を行うNiantic Labs(現Niantic, Inc)に移籍し、ゲームディレクターとして『ポケモン GO』の開発を指揮している。
本書ではポケモン世代の誰もが一度は夢に見た「ポケモントレーナーになって、本当の世界でポケモンを捕まえる」ということを実現した『ポケモン GO』の開発者の一人である野村氏が、大ヒットに至るまでの人生を語っている。その中には「目の前のことに本気で取り組むこと」「チャレンジできることは幸運なこと」など好きなことを突き詰め続けた彼の人生の中で得た成功へのヒントが詰まっているという。
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