電通、ディープラーニングを用いたTV視聴率予測システム「SHAREST(β版)」を開発

電通は、6月19日、人工知能(AI)学習手法のひとつであるディープラーニング(深層学習)を用いることで、高精度にテレビ視聴率を予測できるシステム「SHAREST(β版)」(シェアレスト・ベータ版)を開発したと発表した。

同社は、2015年10月より、データアーティストと共同で、過去の視聴率データ、番組ジャンル、出演者情報、インターネット上のコンテンツ閲覧傾向などのデータを教師データとしたディープラーニングによるモデル構築を行い、放送前のテレビ視聴率を予測するシステムの研究開発を行ってきたが、高速データ解析プラットフォーム内で予測視聴率を算出するプログラムの構築に至ったとしている。

今後、「SHAREST(β版)」を活用し、関東地区で1週間内の放送枠の高精度な視聴率予測を実現する検証プロジェクトを実施する。その後、順次、関西や中部地区にも拡大していく予定だ。