【VR ZONE】僚機の叫びが脳に響く『エヴァンゲリオンVR The 魂の座』搭乗レポート


バンダイナムコエンターテインメントは、新宿歌舞伎町にある『VR ZONE SHINJUKU』のプレス向けの内覧会を開催した。

本稿では同施設で新たに追加になった『エヴァンゲリオンVR The 魂の座』の初号機・2号機の搭乗レポートを行う。

『エヴァンゲリオン VR The 魂の座』はエヴァ正規パイロットが不在の中、体験者が「臨時パイロット」ととして汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオン(以下、エヴァ)に搭乗し、最強の使徒と名高い"第10の使徒"(新劇場版)との戦闘に挑むという内容だ。

体験者は3人一組となって、「初号機・零号機・2号機」それぞれのエヴァに乗り込むのだが、そのコクピット(魂の座)となるのは、同社がこのアクティビティのためだけに開発した専用の体感マシンだ。
*なお今回編集部側の都合により、初号機と2号機の2体で挑む無事になった。
 

▲操作方法はご覧の通り。目標を視線で併せジョイスティックで射撃を行う。

実際に搭乗した際には、機体によってグラフィックが異なるようになっており、シートに関しては両手のジョイスティックを使って機体を操作する。またヘッドフォンにはマイク機能が備わっており、プレイヤー同士でコミュニケーションが取れようになっている。

実際に体験を開始すると、そこは特務機関NERVの格納庫だ。自身は既にエントリープラグ内におり、外部の状況はかなり良からぬ事になっているようで、非常にワクワクする。
 

そうこうしているうちにプラグ内はLCLで満たされていき、テンションはおのずと高まってくる。どうやら使途の襲撃に遭っているようで、それを撃退するというのが我々の使命だ。

そのため我々、2人の素人チルドレンは地上への射出のために運ばれていく。この運ばれる際も自分の背面に運ばれていくため、なかなかの緊張感がある。そして動きが停止し、いよいよ地上への射出。かなりの振動と共に地上へと繰り出される。
 

▲ちらっと横を見ると僚機おり、マルチプレイヤーをより濃く感じさせる

さていよいよ地上だ。射出された後、慣れない操作のためか、意図せず街を破壊しミサトさんに叱咤されるというご褒美があるも、気を取り直して進んでいくと・・・。
 

▲明らかにヤバそう。間違いなくパターン青。

居ました、最強と称される第10使途(新劇場版準拠)。アンビリカルケーブルはなく、故にエヴァの活動時間には限界があるため、その間に倒さなければならない。街の建物には武器も隠されており、3種類の中からランダムで取得することができるようだ。

我々は必死に攻撃するも、なかなか一筋縄ではいかず、使途からは強力な光線が絶えず発射されてくる。
 

▲目が光ったら注意。強力な光線で攻撃をしてくる。街はもうぐちゃくちゃです。

光線を避けながらも攻撃するも、僚機がしびれを切らし突撃。そして敢えなく撃沈し行動不能に。この際に、両手で掴んだジョイスティックでガチャガチャ動かすことで、回復が早くなるようだ。これをやらずにはいられないと、ヘッドフォン越しに「動け、動け、動け」という叫びが響いてくる。

どうにかATフィールドを破るところまではきたものの、はかなくも終了。そしてその先に待ち受けるのは我々の運命は・・・。

残念ながら負けてしまったため、この後我々は第3新東京市でとんでもない目に遭うことになる。なお、同アクティビティは3人そろってプレイしても勝率はかなり低いようで、他のメディアもこぞって撃沈されていた。これはまたリベンジに向かわなければならないだろう。

なお、使用する武器はランダムのため、今回は取得することはできなかったが、それぞれの武器に個性があるようでN2兵器を装備時には自機が少し遅くなるようだ。
 

『エヴァンゲリオンVR The 魂の座』は、VRヘッドマウントディスプレイ、振動する専用シート、音声チャットで繋がる会話や同行者の断末魔などで非常に臨場感溢れる体験となった。複数の人間でこれだけ笑いながら、騒いでアトラクションを体験したのは久しぶりだ。

もちろん、体験した2人がエヴァ好きということもある。ただ、シートは良く振動し、目の前に大きな敵がいて、操作は非常にシンプルで、攻撃も簡単。そんな状況でお互いに声を掛け合って遊べるということは非常に楽しいのである。

エヴァンゲリオンファンはもちろん、よくわからないまま人でも楽しめるアクティビティだ。間違いなくおすすめ!!
 
株式会社バンダイナムコエンターテインメント
https://www.bandainamcoent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社バンダイナムコエンターテインメント
設立
1955年6月
代表者
代表取締役社長 宇田川 南欧
決算期
3月
直近業績
売上高2896億5700万円、営業利益442億3600万円、経常利益489億5100万円、最終利益352億5600万円(2023年3月期)
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