三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、7月20日付のレポートで、サイバーエージェント<4751>の2011年9月期から2013年9月期までの利益予想の増額修正を行った。
同証券では、2011年9月期の営業利益予想を141億円から150億円に、2012年9月期を175億円から186億円に、2013年9月期を224億円から236億円に増額修正している。売上高予想の減額修正も行ったが、「その他」の事業によるもので、ネガティブではないとのこと。
利益予想の増額について、アメーバピグとAmebaモバイルのARPPUの予想を引き上げたことが主な要因だという。アメーバピグのARPPUは、2011年9月期が1988円(従来1812円)、2012年9月期が2188円(同2012円)、2013年9月期が2308円(同2132円)で、Amebaモバイルがそれぞれ1619円(同1313円)、1979円(同1673円)、2099円(同1793円)としている。
「アメーバピグ」(PC)については、5月末にスタートした「ピグライフ」が順調に立ち上がった模様とし、Amebaモバイルについて、ディー・エヌ・エーやグリーに比べると売上規模は大きくはないが、足下では、好調に推移しているとみているという。スマートフォン向けサービスについては、PCからの展開というよりは、フィーチャーフォンからの展開になると指摘している。
なお、レーティングは「Outperform」の継続、目標株価については41万8000円から35万5000円に引き下げた。妥当株価の算出について、広告代理店のバリュエーションも勘案した結果とのこと。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751