東映とDLE、東アニ音楽出版、オリジナルコンテンツの企画開発およびプロデュースを行う合弁会社コヨーテを設立　日本・アジアで事業展開へ

東映<9605>は、ディー・エル・イー（DLE）<3686>と東映アニメーション音楽出版と3社共同で、オリジナルコンテンツの企画開発およびプロデュースを行う合弁会社コヨーテを8月1日に設立した。

コヨーテは、3社の強みを活かし、テレビアニメ展開や映画化を目論んだオリジナルコンテンツの企画開発を主要な業務としている。DLEが長年培った「少人数かつ短期間でアニメを制作する」ノウハウを活用し、パイロット版の制作を積極的に行うことで、開発の早い段階から的確なプロデュースやパートナー営業、ブランディングをスムーズに実現する。また、個人・企業を問わず外部パートナーとも連携し、新しいアイデアをタイムリーに企画化する役割を担う。

企画開発の方針は、原則としてオリジナルを重視しつつ、漫画や小説原作の映像化や、既存の有名IP（Intellectual Property：著作権や商標権等の知的財産権）のリブランディング企画などを推進する。さらに、企画の立ち上げから展開・プロデュースを包括的に担うことでIP運営全体の主導権を握り、「小さく生んで大きく育てる」ことを目指す。

ターゲットとする市場は、日本に限らず、アジアから全世界を視野に、積極的に海外との共同企画を推進する。

【コヨーテの3つの特徴】
（1）コヨーテは、キャラクター及びアニメーションを中心に、テレビアニメシリーズ、配信アニメシリーズやアニメ映画等の企画開発と、プロジェクト全体を成長させるIP運用プロデュースを行う。
（2）コヨーテは、新企画のパイロット版やトレーラーなど、営業ツール＆マーケティング映像を社内でタイムリーに制作できる、ミニマムだが強力なアニメスタジオ機能を持つ。
（3）コヨーテは、日本市場だけでなく、成長基調にある中国の映画・配信・エンターテインメント市場、さらにアジア全域・全世界のコンテンツ市場をターゲットとする。

社名のコヨーテは、北米インディアンの神話で創造神、トリックスターなどを意味する。また、単独もしくは極めて小規模な群れで狩りをし、荒野を獲物を求めて歩き回るイメージが、ミニマムチームの新会社に合致するため、社名とした。

＜コヨーテ株式会社 会社概要＞
社名：コヨーテ株式会社
所在地：東京都千代田区麹町三丁目3番地4
取締役：代表取締役会長 森下孝三、代表取締役CEO 吉村文雄、取締役CFO 島谷浩作、取締役COO 原田拓朗
資本金：2億1千万円
株主構成：東映株式会社34％・東映アニメーション音楽出版株式会社33％・株式会社ディー・エル･イー33％
設立日：2017年8月1日
ホームページ：http://www.coyote.fun（8月中旬公開）