
NTTドコモは、世界文化遺産に登録された沖ノ島を題材にした8K×VR映像の制作を発表した。
9月2日・3日に沖ノ島が属する宗像市にて実施される「宗像フェス」にて公開する。
撮影はドローンにカメラを装着、360度の映像を収録している。また、その素材をVRさらには8Kに対応すべく、スマートフォン×ヘッドマウントディスプレイで視聴できるアプリケーションを開発を行ったという。

このアプリケーションではパノラマ超エンジン*(PCE)を用いることにより2K解像度のパネルを2枚同時に再生すればよいため、スマートフォンでも8K相当の映像品質での視聴が可能としているとのこと。
また、8K映像のような大容量データを一斉に同時再生する仕組みとして、ドコモがリードするIoT技術であるデバイスWebAPIを活用している。

この映像は、Gear VRを使用する。
*パノラマ超エンジンはNTTメディアインテリジェンス研究所の配信技術を使用しており、NTTテクノクロス株式会社から提供。
【宗像フェス -詳細-】
名称 : 宗像フェス World Heritage Munakata2017
会場 : グローバルアリーナ 福岡県宗像市吉留46-1
日程 : 9月2日、9月3日
OPEN 10:00 START 11:00~20:40
実施詳細: http://munafes.jp/ 参照。
音楽フェスをメインに食フェス「宗像たべてん祭」を開催。音楽フェスの出演アーチストとしては、きゃりーぱみゅぱみゅ、ゴールデンボンバー、レキシ、久保田利伸、HY、SHISHAMO等。
株式会社NTTドコモは、「宗像フェス」に協賛しております。
【パノラマ超エンジン(PCE)を用いた8K30fps VR映像のローカル再生>】
<PCEを用いた8K再生の仕組み>
PCEを用いて、8K解像度の全天周映像から低解像度2K映像(全天周背景)と高解像度2Kタイル(視聴部分)を生成し並列に配信。
スマートフォン側で頭の向きに応じて最適な高解像度タイルに切り替えて再生を行う。
<メリット>
通常、スマートフォンの再生では8K30fpsコンテンツの再生は不可であるが、PCEの仕組みを用いることにより2K解像度のパネルを2枚同時に再生すればよいため、スマートフォンの能力でも8K相当の映像品質での視聴が可能。
【デバイスWebAPIを用いた8K30fps VR映像の一斉再生】
<8K映像同時再生の仕組み>
スマートフォン内にPCEエンコード済みのコンテンツを格納、WiFiで接続されたオペレーション用PCから同時に再生。
スマートフォン内に8Kコンテンツを内蔵し、デバイスWebAPIの仕組みを用いてWiFi経由で10台のスマートフォンに再生指示。