ZAIZENは、9月26日より、鉄道の実車両と模型の連携を実現したコンテンツ『TRAIN TECH(トレインテック)』のサービス提供を開始する。ジオラマなどで組んだレイアウト上の鉄道模型をスマホやタブレットのアプリで無線で操作し、VRカメラで撮影した前面展望の実車走行風景を360°の視野で楽しめる、模型とリアルな風景を融合したサービスだ。
サービス利用には、スマホアプリ『TRAIN TECHコントローラー』と制御機器の『MFC(マルチ・ファンクション・コントローラー)』が必要となり、それぞれ同日に発売する。MFCは現在、クラウドファンディングサイト「Makuake」で先行販売中(8月1日~9月25日)で、終了後はAmazonとZAIZENのECサイトから販売開始する予定。MFC本体は定価2万9800円、トラック拡張パック、ポイント拡張パックは定価1万2800円となる(税込)。
『TRAIN TECH』は、鉄道模型で実車の動きを再現する鉄道模型制御アプリ「TRAIN TECHコントローラー」と、鉄道実車の先頭車両からVRカメラで撮影した風景の映像配信アプリ「resaVR」の2つのモバイルアプリからなる、鉄道模型が好きな人が楽しめるサービス。
通常、ジオラマなどのレイアウトでは、模型が走るレールとマスターコントローラーというダイヤル式のスピードコントローラーがつながっており、それを使って鉄道模型の操作が行われてきた。『TRAIN TECH』は「MFC」をレールにつなぎ、スマホアプリの「TRAIN TECHコントローラー」から無線(Bluetooth)で操作することで、従来の使い方を先進的な使い方に変える。同時に鉄道実車の走行風景をVR映像で楽しむこともできる。
さらに、各種走行音は実際に鉄道実車を取材し、模型の挙動(加速、停止)は実際の車両と同じ動き近いものにしたという。それをZ・N・HO/16番の各ゲージで再現でき、模型と一緒に実車の走行風景もVR映像でサービス提供するという徹底した本物志向となっているそうだ。