日本初の法務系クラウドAIサービス「Holmes」のリグシー、第三者割当で数千万円の資金調達を実施…弁護士作成のテンプレート使い放題


リーガルAIテックのリグシーは、シード投資ファンド『500 Startups Japan』を引受先とする数千万円の第三者割当増資を実施を発表した。

今回の資金調達で、IBM社のAIテクノロジーである「Watson」を活用しさらなるシステム開発を進め、会社経営に必要な契約書作成のより包括的なサポートを進めること、ユーザー数の拡大に注力する、と説明している。

​リグシーは、8月21日に、クラウド上で契約書の作成・締結・管理までを一貫して行える“日本初”の法務系クラウドAIサービス「Holmes(ホームズ)」をリリースしている。

これまでも、契約の締結作業をクラウド上で行えるサービスは存在しましたが、作成から管理までを一貫して行えるシステムはなかったという。

同社は、ローンチ以来、

「弁護士が作成したテンプレートを使い放題、文言も自由に編集可能」
「社内承認作業をクラウド上で行えるため、手間が省ける」
「印紙代や郵送費などのコストが大幅に削減できる」

という点が反響を呼び、大企業から中小企業・個人事業主に至るまで、サービス開始後2ヵ月で300以上と、想定を超えるアカウント登録があったとのこと。

同社は“慣習”が生み出してきた法務業務の“ムダ”を改革し、企業の法務担当者がより価値ある仕事に向かえるよう、ひいては「世の中から紛争裁判をなくす」という理念を実現したい、としている。

<以下、プレスリリースより>

【サービス詳細】
《契約書作成》

(1)「Holmes」では、弁護士が作成した200種以上の契約書テンプレートを使い放題、クラウド上で直接編集も可能です。



テンプレートは、取引に関するものはもちろん、管理部門の方のニーズに最大限応えるため、労務関係・会社法関係の各種書類を取りそろえ、毎週新しい契約書を追加しています。


(2)「Myテンプレート機能」という機能も用意し、自社で既にお使いになっている契約書も「Holmes」上にテンプレート登録、作成・編集できるようにしました。



Myテンプレートに登録した契約書は、すぐに・何度でも作成することができます。


《締結》

作成した契約書を「PDF化→システムにアップする」という、従来のサービスで必要だった作業が「Holmes」では必要ありません。そのままシームレスに締結依頼を出すことが可能です。

また、モバイルによる契約書作成・締結も可能です。

LINE・Facebook Messenger・Slack・チャットワークなど、最も使いやすいツールで契約を締結して頂けます。

《管理》

「Holmes」では、契約書をクラウド上で一元管理できるため、

・契約情報のエクセル入力
・契約有効期限の管理
・役員や営業から契約の内容の問合せをうけて、ファイルをひっくり返す作業

が必要なくなります。また、契約書作成・チェック・締結の全ての過程で「誰で止まっているのか」を明確化。管理部門の方を悩ませていた“ムダな時間と手間”を極限までなくします。


《セキュリティ》
「Holmes」では、お客様の大切な契約書を守るため、厳重なセキュリティシステムを構築しております。
また、信頼できる第三者機関が認定する「タイムスタンプ」を利用するなど、改ざん防止にも力を入れています。
さらに、なりすましや社内の無権限者による契約締結を防止する対策も万全です。


《コンサルティング》

「Holmes」を使った社内オペレーションを構築し、実際に運用を始め、価値を感じて頂く。
そしてその結果、皆様の仕事の価値が高まる。そこまでが私たちの責任だと考えています。
そこで、様々な導入サポートの手段をお客様のニーズに合わせて用意しました。
これまでのやり方を変えるのは簡単なことではありません。
だからこそ、専門のスタッフがどこまでもサポート致します。


《料金プラン》
プランは月額980円(税抜)から、ニーズに合わせたプランを提供しております。
もちろん「フリープラン」や、フル機能利用可能な「無料トライアル」もご用意しています。