マイネット<3928>は、本日(11月14日)開催した第3四半期累計(1~9月)の決算説明会で、売上高が前四半期比で4.8%増と30億6300万円と過去最高を更新したことを明らかにした。営業利益も1億1000万円の前四半期の3000万円の赤字から黒字転換に成功した。
説明にあたった上原仁社長(写真)は、「この四半期は、新たなタイトルの買い入れを行わなかったが、既存タイトルを成長させることで、売上を伸ばすことができた」と胸を張った。前四半期で苦戦したタイトルの改修を行い、回復・成長させたとのことだった。タイトルを買い増せば売上が増えていくのが通例だが、今回、すでにあるタイトルを伸ばした点に特徴がある。
買入時期別の売上推移を見ると、『モンスターギア バーサス』や『ボーダーブレイクmobile』『刻のイシュタリア』『逆襲のファンタジカ』など、2017年上期に買い入れたタイトルの伸びが目立った。クルーズから買収したゲーム事業も安定的に推移したという。
また、改修・安定期に入ったタイトル群も安定的に利益を生み出しているという。その事例として、『神界のヴァルキリー』と『天下統一オンライン』をあげた。
『神界のヴァルキリー』は、海外売上比率の大きいタイトルだが、第3四半期中に大規模アップデートを行ったところ、売上高がQonQで3.0%増、営業利益が29.0%増と大きく伸びた。特に「アップデートした月は前月比で2倍近い数字になった」。
また『天下統一オンライン』は、7周年を迎えるタイトルだが、マルチプラットフォーム展開の一環でdゲームで配信を開始した。ゲームバランスを整えた上での配信だったが、売上が48.7%増、営業利益が305%増と急回復を見せたとのこと。
会社情報
- 会社名
- 株式会社マイネット
- 設立
- 2006年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 岩城 農
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高87億1700万円、営業利益1億6800万円、経常利益1億2500万円、最終利益1億4300万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3928