マイネット<3928>の上原仁社長(写真)は、この日(11月14日)に東京都内で開催した決算説明会で、アプリの買取案件に関して引き合いが増えていることを明かした。「みなさんもよくご存知の会社ともお話をさせていただいている」とし、買取の引き合いや交渉が増えているとのことだった。
スマートフォンアプリの市場規模が頭打ちとなるなか、ランキング上位タイトルが固定化し、寡占化が進んでいるという。TOP10の会社が全体の売上シェアの60%を握るようになっている。
現在、伸び悩みの指摘されるようになった2015年頃に開発の始まったタイトルが市場に出ており、「次の変動が起こり始めている」。開発ラインを増やす会社や、新規タイトルの開発を始める会社も出ており、リソースや資金を確保するために、タイトルの売買が活況になり始めているようだ。
こうしたなか、同社は、借入金5億円の返済を行う一方で、当座貸越(借入枠)の増強を実施するなど、債務基盤の強化を行い、来期に向けた「攻め」の基盤構築を行ったという。
会社情報
- 会社名
- 株式会社マイネット
- 設立
- 2006年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 岩城 農
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高87億1700万円、営業利益1億6800万円、経常利益1億2500万円、最終利益1億4300万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3928