カプコン、第1四半期は経常益152%増を達成-ソーシャルゲームとアミューズメント施設が急伸

カプコン<9697>が本日(7月28日)発表した第1四半期(4~6月期)の連結業績は、売上高119億5300万円(前年同期比37.2%減)、営業利益7億7500万円(同22.9%減)、経常利益5億4600万円(同152.8%増)、四半期純利益3億3800万円(同58.2%増)だった。 コンシューマー事業の収益が低迷したものの、営業外損益の「為替差損」が8億5200万円から2億6600万円に減少したことにより、経常利益と四半期純利益は大幅な増益となった。事業部門では、ソーシャルゲームを中心とするモバイル事業とアミューズメント施設が好調だった。     セグメント別の状況は以下のとおり。 ■コンシューマ・オンラインゲーム事業は、売上高64億6200万円(前年同期比56.9%減)、営業利益4億1900万円(同76.5%減)だった。「モンスターハンターポータブル 3rd」が続伸したほか、「バイオハザード ザ・マーセナリーズ 3D」、「スーパーストリートファイターⅣ アーケードエディション」などを販売した。大幅な減収・減益となったが、計画どおりに進捗したとしている。 ■モバイルコンテンツ事業は、売上高12億2300万円(同79.8%増)、営業利益4億5100万円(同362.2%増)だった。「スマーフ・ビレッジ」が絶好調を維持するとともに、「ゾンビカフェ」、「リル・パイレーツ」と合せて1900万件のダウンロード数を突破するなど、快進撃を続けたことにより業績拡大のけん引役になった。 ■アミューズメント施設事業は、売上高28億3200万円(同7.7%増)、営業利益5億2100万円(同192.5%増)だった。震災直後の過度な自粛ムードが薄れてきたことに加え、節約志向も追風となって「安・近・短」型の身近な娯楽としてアミューズメント施設が見直されてきた。 ■アミューズメント機器事業は、売上高8億7000万円(同245.3%増)、営業利益600万円(前年同期1億6900万円の赤字)だった。業務用機器については「Newスーパーマリオブラザーズ Wiiコインワールド」を投入した。   ■2012年3月期の見通し 2012年3月期は、売上高860億円(前期比12.0%減)、営業利益121億円(同15.4%減)、経常利益120億円(同6.7%減)、当期純利益70億円(同9.7%減)を見込む。  
株式会社カプコン
http://www.capcom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社カプコン
設立
1983年6月
代表者
代表取締役社長 最高執行責任者 (COO) 辻本 春弘
決算期
3月
直近業績
売上高1259億3000万円、営業利益508億1200万円、経常利益513億6900万円、最終利益367億3700万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9697
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