ジャパンディスプレイは、仮想現実ヘッドマウントディスプレイ(以下、HMD)専用の3.6型803ppi低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイ(以下、LTPS TFT-LCD)の開発を発表した。
同社では、HMD向け高精細ディスプレイの開発を加速し、2018年上期には1000ppiを超えるディスプレイの開発を完了する予定だという。
量産化しているHMD向けLTPS TFT-LCDは、600ppi程度の画素で画像のリアリティを高めている。
だが、レンズ越しに見たときに画素の固定パターンが見える場合があり、800ppi以上のさらなる高精細ディスプレイが望まれているとのこと。
またHMDの小型軽量化のためにはディスプレイを小さく、レンズ倍率を大きくする必要があり、1000ppi以上の高精細への要求もあるようだ。
現在、VR-HMD専用機の扱うディスプレイデータ量と速度は、スマートフォンと比較して非常に大きく、そのため通信ベースでリアルタイムにデータを受け取ることは困難であり、有線システムなどを使用することが主流となっている。
しかし、2020年のサービス開始を目指している次世代通信の5Gの登場により、無線通信を使ってリアルタイムにデータを受けることが可能となり、VR-HMD専用機を使った様々なアプリケーションやサービスが生まれる快適な環境が整ってくるというのが同社の予測だ。
5G通信の普及により今後、超高精細VR専用液晶ディスプレイが搭載された、VR-HMD専用機の市場規模の拡大が期待しているという。
■製品の概略仕様
同社では、HMD向け高精細ディスプレイの開発を加速し、2018年上期には1000ppiを超えるディスプレイの開発を完了する予定だという。
量産化しているHMD向けLTPS TFT-LCDは、600ppi程度の画素で画像のリアリティを高めている。
だが、レンズ越しに見たときに画素の固定パターンが見える場合があり、800ppi以上のさらなる高精細ディスプレイが望まれているとのこと。
またHMDの小型軽量化のためにはディスプレイを小さく、レンズ倍率を大きくする必要があり、1000ppi以上の高精細への要求もあるようだ。
現在、VR-HMD専用機の扱うディスプレイデータ量と速度は、スマートフォンと比較して非常に大きく、そのため通信ベースでリアルタイムにデータを受け取ることは困難であり、有線システムなどを使用することが主流となっている。
しかし、2020年のサービス開始を目指している次世代通信の5Gの登場により、無線通信を使ってリアルタイムにデータを受けることが可能となり、VR-HMD専用機を使った様々なアプリケーションやサービスが生まれる快適な環境が整ってくるというのが同社の予測だ。
5G通信の普及により今後、超高精細VR専用液晶ディスプレイが搭載された、VR-HMD専用機の市場規模の拡大が期待しているという。
■製品の概略仕様
液晶モード | VR専用IPS |
サイズ | 3.60型 |
解像度 | 1920×RGB×2160 |
精細度 | 803 ppi |
リフレッシュレート | 90Hz |
輝度 | Typ. 150 cd/m2 |
応答速度 | 4.5ミリ秒(中間応答ワーストケース) |
色域 | Typ. 70% (x,y) |
コントラスト比 | Typ. 700:1 |
バックライト方式 | グローバルブリンキング |