1月22日付けの日本経済新聞朝刊は、「先読みビジネス天気④」で、携帯電話を取り上げている。国内の携帯電話キャリアがスマートフォンの販売に力を入れており、携帯電話の国内総出荷台数が上昇に転じる可能性もあるようだ。
報道によれば、NTTドコモは、昨年10月以降、100万台を販売。クレディ・スイスの早川仁氏は、今年度200万台を狙うと見ているようだ。出遅れていたKDDIも「IS03」などで巻き返し、50万~60万台に追い上げる勢い。早川氏は、上位3社の出荷台数は1~3月には250万台前後まで伸びると予測する。
一方、従来型の販売の落ち込みは深刻な模様。キャリアの販売奨励金が手厚いスマートフォンの店頭価格は3万円台で、従来型は7~8万円台と勝負にならないという。日本経済新聞では、携帯電話メーカーは、「スマートフォンの波に乗れるかどうかで優勝劣敗がより鮮明になりそうだ」と指摘している。