ドリコム <3793>は、本日(7月29日)、第1四半期(4~6月期)の業績を発表し、売上高11億1700万円、営業利益1億8000万円、経常利益1億7900万円、四半期純利益1億7800万円だった。
前年同期は、連結で業績を発表していたため、前年同期との比較はないものの、ソーシャルゲームを中心に好調な着地となったようだ。第2四半期の計画に対する進捗率も、売上高50.7%、営業利益56.2%、経常利益55.9%、四半期純利益55.6%となっている。
セグメント別の状況は以下のとおり。
エンタメウェブでは、売上高10億0600万円、セグメント利益1億9200万円だった。ソーシャルゲーム事業で、効率的な広告宣伝とプロモーションの強化などの取り組みにより売上が好調だった。収益面では、新規ユーザーの獲得を目的とした広告宣伝費やゲームクオリティ向上などを重視した開発費が増加したが、増収効果で吸収した。またモバイルコンテンツ事業でも携帯電話向け着メロサイトなどのサービス改善やコンテンツの充実に努めたことも奏功した。
マーケティングソリューションでは、売上高1億1400万円、セグメント損失1100万円だった。アドソリューション事業において、顧客となる法人の投資抑制の動きが継続した。事業運営の効率化を通して一層のコスト低減に努めたものの、固定費負担を吸収できなかった。
■2012年3月期の見通し
2012年3月期は、売上高41億円(前期比55.8%増)、営業利益4億円(同312.1%増)、経常利益4億円(同314.6%増)、当期純利益4億円(黒字転換)を見込む。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793