セガサミー、第1四半期は営業益80%減の29億円に-アミューズメント施設は急回復

セガサミーホールディングス<6460>が本日(7月29日)に発表した第1四半期(4~6月期)の連結業績は、売上高653億3100万円(前年同期比28.5%減)、営業利益29億6900万円(同80.1%減)、経常利益32億7800万円(同77.5%減)、四半期純損益22億2400万円の赤字(前年同期70億3600万円の黒字)だった。     大幅な減収減益だったが、主力の遊技機事業でパチスロ機器の主力タイトルを下期に投入する計画となっていることに加え、遊技機事業とコンシューマ事業が低調だったことが要因のようだ。そうしたなか、アミューズメント施設は、既存店売上が前年比プラス、営業利益が257%増と大きく伸びた。 当サイトの関心領域であるコンシューマ事業の業績は、売上高162億円(同22.3%減)、営業損失38億円(前年同期6億円の損失)だった。「龍が如く OF THE END」が43万本を販売するなど国内は堅調だったが、海外の新作販売が低調だった。ゲームソフト販売本数は、前年同期の329万本から233万本に減少した。 iOS向けタイトルの『Kingdom Conquest』が累計130万ダウンロードを突破したほか、『源平大戦絵巻 ~白の波濤、紅の雲霞~』などSNS・スマートフォン向けタイトルを提供した。また、『777タウン』における従量課金サービスなども引き続き堅調だった。 2012年3月期の業績は、売上高4500億円(前期比13.4%増)、営業利益600億円(同12.7%減)、経常利益590億円(同13.4%減)、当期純利益330億円(同20.5%減)を見込む。