創通、1Qは売上高11%減、営業益11%増で着地 売上高はおおむね計画通りで着地 前期の劇場版アニメ償却の反動で利益率が改善

創通<3711>は、1月10日、2018年8月期の第1四半期(9~11月)の連結決算を発表、売上高33億1700万円(前年同期比11.6%減)、営業利益5億2400万円(同11.5%増)、経常利益5億2300万円(同16.1%増)、四半期純利益3億9300万円(同27.3%増)となった。
 

各セグメントごとの状況は以下の通り。

①メディア事業…売上高23億4700万円(前年同期比9.4%減)、営業利益8700万円(同346.1%増)
継続番組である「それいけ!アンパンマン」「リルリルフェアリル~魔法の鏡~」などのほか、「十二大戦」「Just Because!」などの新作のテレビアニメーション番組についての製作出資・製作委員会の組成・共同運営並びにプロデュース事業を実施した。期初の計画通りに推移したが、自社管理のキャラクターを利用した販促・集客キャンペーンの新規受注が減少し、前年同期に比べ売上高減少の主な要因となった。また、営業利益については、劇場版アニメの償却が発生した前年同期の反動により、大幅な増益となっている。

②ライツ事業…売上高9億2100万円(同16.8%減)、営業利益4億6000万円(同2.2%減)
概ね計画通りに推移した。「ガンダム」シリーズついては、前年同期と同水準で推移したが、「ガンダム」シリーズ以外は製作委員会からの配分金が減少し、前年同期に比べ売上高減少の主な要因となった。

③スポーツ事業…売上高4700万円(同5.9%減)、営業損益700万円の赤字(前年同期500万円の赤字)
プロ野球のオフシーズンに当たるため売上額自体は大きくないが、概ね期初の計画通りに推移した。

なお、2018年8月期通期の連結業績予想は、従来予想予想から変更なく、売上高210億円(前期比7.3%増)、営業利益31億2000万円(同3.1%増)、経常利益31億3000万円(同5.4%増)、当期純利益21億円(同2.8%増)の見込み。
 
株式会社創通
https://www.sotsu.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社創通
設立
1965年10月
代表者
代表取締役社長 難波 秀行
決算期
3月
企業データを見る