【発表会】マグノリアファクトリーの新作『ミラーズクロッシング』先行体験会で感じた重厚な世界観の魅力と陣形パネルアクションが生み出すバトルの妙


マグノリアファクトリーは、2018年1月に配信予定の陣形アクションRPG『ミラーズクロッシング(MIRRORS CROSSING)』において、1月10日に都内でメディア向けの先行体験会を開催した。本記事では、その模様をレポートする。

先行体験会では、マグノリアファクトリーの高橋秀明氏(CEO / クリエイティブディレクター)が登壇し、『ミラーズクロッシング』のゲーム概要について説明を行った。


▲マグノリアファクトリーの高橋秀明氏。


「壮大なハイファンタジー×陣形パネルアクション×圧倒的なヴィジュアル」という、こだわりの3つの要素が本作の魅力であると語った高橋氏。そして、王道RPG好きなユーザー、コマンド入力式のRPGにもう少しアクション性を求めているユーザー、海外の大作映画のような重厚な世界観のハイファンタジー好きなユーザー、海外ドラマのようにストーリーが交差するシナリオが好きなユーザーをターゲット層として挙げていた。



また、ゲームで使用される楽曲は「SUMMER SONIC 2017」に出演した新進気鋭のアーティスト「Mili」が担当しており、その数は40曲以上。高橋氏は「バラエティに富んだ楽曲により様々な場面を魅力的に演出し、プレイヤーを『ミラーズクロッシング』の世界へと引き込む魅力的な楽曲になっているので、ご期待ください」と太鼓判を押した。

豪華声優陣を起用した魅力的なキャラクターたちも、『ミラーズクロッシング』の物語を紡ぐ重要なポイント。スクリーンで紹介された、主人公アッシュを始めとしたキャラクターのほか、「総勢70人以上のキャラクターたちが随時リリースされている」と高橋氏はコメントした。



こだわりの重厚な世界観を表現するために欠かせないのがシナリオで、本作では伊藤龍太郎氏、高橋玖氏、HARUWALD氏という豪華ライター陣が執筆を担当。

もちろん高橋氏自身もシナリオ執筆に携わっており、「シナリオ初期設定も1年以上かけて、伊藤氏と私で作りました」と語った。

その本作シナリオだが、「ドラマチックなストーリーが繋がっていく面白さがある」と高橋氏。主人公アッシュを軸に描かれる「メインシナリオ」に加え、登場するキャラクター固有の「キャラクターエピソード」、世界各地で発生する「イベントシナリオ」も用意されていて、それらは各シナリオごとに物語は完結するが、「全てを読み通すと全シナリオが交差しており、様々な側面から堪能できる壮大な物語になる」(高橋)という。


▲メインシナリオ、キャラクターエピソード、イベントシナリオ含め、80万文字以上という大ボリュームのシナリオが随時リリースされる。

 

◼︎なぞるだけのシンプルさながら戦略、アクション性に富んだ陣形パネルアクション


高橋氏によるゲーム概要の説明が終わると、いよいよ配信前の『ミラーズクロッシング』の先行体験へ。この日は、ゲームを開始してからチュートリアルが終わるまでの一連の流れを体験することができた。




ゲームをスタートさせ、プレイヤーネームを入力(後から変更可能)すると、本作でフェリシア役を演じる声優の早見沙織さんによるナレーションとともにオープニング映像が流れ、映像と楽曲、そしてナレーションの合わせ技で早くも『ミラーズクロッシング』の重厚な世界観に引き込まれてしまった。




その後、主人公アッシュやバレル、ダドリーといったキャラクターたちの会話シーンに映ると、次の瞬間モンスターが出現し、本作の特長のひとつである陣形パネルアクションを味わえるバトルに突入!

「陣形パネルアクション」は、画面左にある9×9マスのパネルをスワイプするだけで爽快感あふれるド派手なアクションを体感できるバトルシステム。バトルに参加するキャラクターは3キャラクター+控えのサブキャラクターと他プレイヤーのキャラクター(バトル中にキャラチェンジが可能)。パネルを縦、横、斜めなどにスワイプすることで、画面右から出現する敵を攻撃できる。1体の敵に対しては横に、縦一列で複数体のモンスターが迫ってきたときは縦にスワイプして同時攻撃するなど、モンスターの特性に合わせて行うパネルアクションが心地よい。



バトル中、9×9マスの一部が赤くなることに気づいた。これは、敵からの攻撃が当たってしまう位置を表しており、赤くなったマスの上に味方キャラクターがいる場合、ダメージを受けてしまうというわけ。攻撃を避けるためには、敵が攻撃してくる前にタイミングをはかり、赤くなったマス以外をスワイプすることで、攻撃を避けつつ反撃に転じられる。

序盤のバトルでは、1マス、2マスが赤くなる程度だが、ボス戦などでは9マス中6マスが赤くなることも。強敵になるほど、こちらのダメージ量も半端ないので、攻撃を避けるためのスワイプはかなりの緊張感! その分、紙一重で攻撃を避けて反撃に転じられたときの爽快感は格別だ。



陣形パネルアクションによるバトルの基本的な操作は上記のスワイプ操作だが、そのほかにもバトルに深みを持たせる要素がいくつか用意されていた。その1つが「陣形スキル」。これは、バトル画面の左上にある各キャラクターアイコンの下に表示されているマークの形と同じようにスワイプすることで、キャラクターの攻撃力や守備力などがアップするなどの特殊効果を発動させられるシステムだ。



ほかにも、キャラクターアイコンをタップすることで全体攻撃やHP回復など各キャラ固有のスキルが使える「アクティブスキル」や、敵にダメージを与えることで溜まるプリズムゲージを消費して必殺技を繰り出す「プリズムバースト」、そしてプリズムゲージを最大3ゲージ分溜めることで3キャラクターが必殺技を繰り出す「フルバースト」といった要素も確認することができた。

陣形パネルアクションのバトル性に加え、これらバトルを有利にする要素や、4つの属性(火属性、水属性、土属性、風属性)による相性の駆け引きが加わっていることで、簡単操作ながら奥深いバトルを楽しむことができた。





バトル以外にも、ガチャなどさまざまな要素を試すことができた。ガチャは10連を回し、そこから新しい仲間キャラクターや精霊石、武具が排出された。




  

▲この日の10連ガチャの結果。


ガチャなどで手に入れたキャラクターや精霊石、武具はパーティー編成画面で自分好みの組み合わせにできる。パーティ編成では、編成1、2に加え、各属性の推奨パーティーをセットし保存しておくことができるので、クエストやイベントに応じてパーティーを使い分ける際に便利な機能と言える。




なお、各キャラとも武具は3つ装備することができるが、武器は1つしか装備できない。これについて高橋氏は「攻撃力インフレを抑える狙いがある」とのことだった。


   
▲キャラクターや武具を強化、覚醒させる育成要素や、素材を集めたり同一レアリティのアイテムを使って新たなアイテムを生み出す錬金機能も。



▲こちらはワールドマップ。画面をスライドすると全世界を見渡せる仕組みになっており、各所にあるマップシンボルを確認できる。



▲ワールドマップ各所では、それぞれメイン、キャラクター、イベントのシナリオが用意されている。


このほか、先行体験会終盤では、リリース後に開催されるボス討伐戦(イベント)や四神魔討伐戦(貴重なアイテム等が手に入るエンドコンテンツ)などに挑戦することができたが、そこに出現するボスたちは、チュートリアルのバトルに勝利して調子に乗った筆者の鼻をへし折るほど手強かったことは言うまでもない。




   

魅力的なキャラクターと交差する幾つものストーリーが織り成す重厚な世界観、そしてシンプルな操作ながらスワイプによる攻撃や回避、陣形スキルやプリズムバーストが生み出す緊張感と爽快感の絶妙なバランスになっている陣形パネルアクション。プレイ時間は少しだけだったが、今回の先行体験会を通じて『ミラーズクロッシング』の面白さを見せつけられた。

先行体験会の最後に、高橋氏は次のようにコメントした。

「東京ゲームショウで発表してから2年。ボリュームについて、初期キャラクター数やイベント数は他社さんと比較しても多く、開発に時間がかかりました。しかし、キャラクターのアニメーションや立ち絵、さらに背景など、アートの部分にはかなりのこだわりを持って作りましたので、『ミラーズクロッシング』にご期待ください」(高橋)


 
■『ミラーズクロッシング(MIRRORS CROSSING)』
 

 

公式サイト

 


©2015 Magnolia Factory Co.,Ltd.