ドリコム<3793>は、7月29日、第1四半期決算説明会資料を開示し、ソーシャルゲーム事業の売上高が前年同期8.4倍にあたる7億5400万円になったことを明らかにした。前四半期(2011年1~3月期)との比較では2.2倍になる。
ソーシャルゲーム事業が急速に拡大しているわけだが、この要因は、「陰陽師」に加え、4月より「GREE」で配信を開始した「ビックリマン」が月商1億円を超えるなど、全般的に好調に推移したようだ。
「ビックリマン」は、「GREE」のランキングでも常時トップ5以上をキープしているほか、「陰陽師」や「ちょこっとファーム」、「ソード×ソード」もランキング常連だ。同社タイトルの人気を考えると、この結果は驚くべきものではないのかもしれない。
なお、第2四半期の取り組みついては、「GREE」でヒットしたタイトルを「mixi」向けに展開するとしている。「陰陽師」が「mixi」で「怪盗ロワイヤル」に次ぐ人気タイトルとなっていることから、他のタイトルも人気となることが期待される。
さらに、既存ヒットタイトルのスマートフォン化やソーシャルゲームの運営ノウハウを軸に、スマートフォン向けのオリジナルアプリを開発するとのこと。スマートフォン向けのオリジナルアプリとして、すでにiPhoneアプリ「PASHA」をリリースしている。
今期の投資方針については、エンジニアを中心とした中途採用や外注業務委託を強化するとともに、ソーシャルゲームについては積極的に広告宣伝費を投入する方針。時期に向けてスマートフォン向けコンテンツの提供に向けた研究開発も行う。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793