【発表会】BXDが放つブラウザゲームPF「enza」は友だちと手軽にゲームが楽しめる場に グッズやイベント連携も ゲーム会社向けの説明会も開催予定
バンダイナムコエンターテインメントとドリコムの合弁会社BXDは、本日(2月20日)、東京都内でプレス向けのイベント「BXDタイトル体験会」を開催し、HTML5を活用したスマートフォン向けブラウザゲームプラットフォームを「enza(エンザ)」にすると発表した。同時に、『ドラゴンボールZ ブッチギリマッチ』『プロ野球 ファミスタ マスターオーナーズ』『アイドルマスター シャイニーカラーズ』の最新情報も公開した。BXD社長の手塚晃司氏と、取締役の内藤裕紀氏がBXDと新サービスの概要説明を行なった。
プラットフォーム名となった「enza」だが、手塚氏は「気の合う仲間同士が輪になってワイワイ楽しめる場所をイメージした」とのこと。ブラウザゲームのため、アプリを新たにインストールすることなく、スマートフォンの標準ブラウザでページを開くだけですぐにゲームを起動できるため、端末の容量を圧迫することなく本格的なゲームが楽しめる。また、手塚氏は「enzaをハブとして、映像やグッズ、イベント、音楽CDなどと連携させることで、これまでとは違った毎日が送れるような価値を提供したい」と抱負を述べた。ネイティブゲームでは、シリアルコードや位置情報の活用が行いづらくなっているが、「enza」ではこれらが自由に使えるため、グッズや映像商品、イベントなどを積極展開するバンダイナムコグループの強みが発揮できる。
続いて、内藤氏がプラットフォームの特徴をあらためて紹介した。
(1)インストールが不要
アプリをインストールしないブラウザゲームのため、スマホのデータ容量を気にせずに遊ぶことができる。アプリのダウンロードに時間がかかったり、Wi-Fi環境ではなくても遊ぶことができる。
(2)すぐに遊べる
友だちと集まって遊ぶとき、URLを送るだけですぐに遊ぶことができる。「TwitterやFacebookなどで友だちから送られてきた診断系のアプリを使うような感覚で遊べる」という。
(3)シェアが楽しい
関連して、簡単にSNSと連携することができ、ワイワイと友だちと遊べる。SNSで友だちに「助けて」と手軽に連絡したら、会員登録をセずに遊べる機能も実装する。また、会員登録して利用する際も、保有しているSNSアカウントでログインできるようにしているという。「新しく登録する必要はなく、名前を決める程度で短時間で完了する」。
内藤氏は、今回の「enza」の設立意図について、「手軽に遊べるブラウザゲームとすることで、ゲームで遊ぶ人を増やしたいと考えている。本当に手軽なので、多くの人に遊んでもらえたら嬉しい。」と述べた。ゲストとして登壇したカラテカの入江慎也さんも「若い人などとコミュニケーションが取れる機会になるかもしれない」と期待を示した。
なお、決済手段については、バンダイナムコグループが提供する「バナコイン」を利用するとのこと。クレジットカードや、携帯電話のキャリア決済、Webマネーやビットキャッシュ、プリペイドカードなど11種類の決済に対応しているとのこと。手塚氏は、「プリペイドカードはコンビニでも売っている」と述べた。
このほか、「enza」でのリリースを希望するゲーム開発会社を対象にした技術説明会も開催する予定だ。詳細については、下記公式サイトの問い合わせフォームにアクセスして必要事項を記入の上、連絡してほしいとのこと。
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコエンターテインメント
- 設立
- 1955年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 宇田川 南欧
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2896億5700万円、営業利益442億3600万円、経常利益489億5100万円、最終利益352億5600万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793