グリー、3歳以上の子ども向けVRゲームを発表 単眼HMDと筐体開発でファミリー層にアピール


グリー(3632)は、イオンファンタジーと、世界初(*1)のアミューズメント施設専用子ども向けVRゲーム2機種を日本と中国のモーリーファンタジー300店舗(日本200店舗、中国100店舗)で稼働開始すると発表した。2018年夏にはさらに1機種追加され、合計3機種が稼働予定している。対象年齢はいずれも3歳以上だ。

現在一般的に普及している複眼のHMDは、子どもの目の発達に影響を与える可能性があるとされており、多くのVR機器や施設において13歳以上の制限を設けていることが多い(*2)。グリーはこれを踏まえた上で、目の負担を軽減する試みとしてオリジナル単眼HMDを独自開発している。

同社によると複眼HMDの没入感はそのままに、ミラーを利用した機構でモニターと目の距離を確保し従来の単眼HMDよりも見やすい構造となっているという。このことで、年齢制限から小さいこどもの居るファミリー層には敬遠されがちだったVR施設への新たな施策となりそうだ。

またこれまでのVRアミューズメント施設ではHMDの装着や体験者の動きを補助する誘導員が必要だったが、HMDやモニター、体感型の椅子が一体となった筐体を開発することで、誘導員不要のアミューズメントVR機を実現したことも特徴だ。筐体に直接コインを投入してプレイする都度課金を導入し、課題であったオペレーションコストを大幅に削減することで、1プレイ200円とVR体験としては低価格を実現している。


なお、今回発表となったアトラクションは以下の3つとなる。

 
『子ども向けVRゲーム「VRぶっとび!バズーカ」​』





巨大バズーカで360度から襲ってくる恐竜をぶっ飛ばそう!回転する椅子に座り、バズーカに取り付けられたモニターを覗くとそこはもう恐竜の星。自分の足で好きな方向へ回転し、バズーカのトリガーをひきまくれ!君は恐竜をどれくらい倒せるかな?

 
■子ども向けVRゲーム「VRどっかん!ブロック」







ブロックトイファクトリーで巨大ブロックのおもちゃを組み立てよう!「VRメット」をかぶって大きなブロックボタンを押せば、巨大ブロックが飛び出すよ!君はブロックのおもちゃを何個つくれるかな?

 
■子ども向けVRゲーム「VRびっくり!スライダー」







びっくりするくらい長いすべり台で、ファンタジーな世界を冒険しよう!「VRメット」をかぶってすべり台にのれば、そこは見たことのない不思議な世界!びっくりギミックが次々と飛び出すよ!君はいくつびっくりギミックを見つけられるかな?


 
*1 子ども向けの単眼ヘッドマウントディスプレイを採用したアミューズメント施設専用筐体としては世界初の製品となる。(グリー調べ) 
*2 一部のアーケード施設などでは7歳以上と設定している場合もある
 

公式サイト

グリー株式会社
http://www.gree.co.jp/

会社情報

会社名
グリー株式会社
設立
2004年12月
代表者
代表取締役会長兼社長 田中 良和
決算期
6月
直近業績
売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3632
企業データを見る