ガンホー子会社のGRAVITY、17年10-12月の売上はQonQで2.8倍の68億円と急拡大 『Ragnarok M』が台湾・香港で大ヒット
ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>子会社のGRAVITYは、2017年第4四半期(2017年10-12月)において、売上高が前四半期比(QonQ)で2.8倍となる675億2100万ウォン(約68億円)に急拡大したことを決算説明会資料で明らかにした。ただし営業利益は横ばいだった。リリース当初の広告宣伝費などによるものとみられる。
この背景には、同社の展開するモバイルMMORPG『RO仙境傳說:守護永恆的愛(Ragnarok M)』が寄与したものとみられる。『Ragnarok M』は10月に台湾・香港・マカオでリリースされ、台湾のセールスランキングで首位を獲得するなど好調な出足を見せていた。
この結果として、2016年12月期においては32%だった台湾の売上比率が2017年12月期では54%に上昇した。デバイス別売上もモバイルが23%から58%に上昇するなど大きな変化が見られた。
ガンホー全体の売上高の10%を超えたGRAVITYだが、『Ragnarok M』の台湾と香港での収益が通年で寄与してくるだけでなく、韓国でも好調な滑り出しを見せており、グループにおけるポジションをさらに高めてくる可能性が高い。
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会社情報
- 会社名
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
- 設立
- 1998年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森下 一喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高1253億1500万円、営業利益278億8000万円、経常利益293億800万円、最終利益164億3300万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3765