【イベントレポート】『ドラクエVR』開発話、DQ仕様になったVR ZONE SHINJUKUの施設を紹介 

バンダイナムコエンターテインメントは、東京・新宿にある「VR ZONE SHINJUKU」において、4月27日から超人気RPGをVR化した『ドラゴンクエストVR』の稼働を開始した。同VRアクティビティは、バックパックPCを背負いVR HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を装着して体験する。

VRを使ったその先には、モンスターが住まうあの『ドラゴンクエスト』のフィールドが広がっていた。本稿では、一般公開に先立って開催となったメディア向け体験会の様子をお届けする第2回目、開発者である小山順一郎氏(コヤ所長)とプロデューサー濱野孝正氏による開発話や新作フードメニュー、施設の様子などをお届けする。
 

▲小山順一郎氏(左)とプロデューサー濱野孝正氏(右)


『ドラゴンクエストVR』の体験後には、開発者である小山順一郎氏(コヤ所長)とプロデューサー濱野孝正氏のお話を伺うことができた。『ドラゴンクエストVR』では、各所にこだわりを持って開発したが、最初に語られたのは戦士が攻撃した際の挙動やモンスターのモーションに関してだった。戦士が敵を攻撃にした際にコントローラーからは振動が伝えわってくる。また剣で攻撃をした際には、その方向に対してモンスターが飛ぶように作ったとのことだ。

というのも、当初通常のTVゲームのようなモーションにしていたところ、体験としてはつまらないものになってしまったそう。VRを現実の体験の代替とした場合、その動きの差が退屈さを産んでしまったのではないかというのが、その理由となる。

次に難易度に関してだ。今回は『ドラゴンクエスト』を初めてVRの世界として構築しているが、まだその世界のベースを作ったばかりという段階。そのため難易度に関しては最大公約数としての面白さを目指し甘口にしたそうだ。今後の調整に関してはスクウェア・エニックス(以下、スクエニ)とも話あっていくとのこと。

版元であるスクウェア・エニックス(以下、スクエニ)とは、そもそも『ドラゴンクエスト』のVRとしてのお作法がなく、どうやって体感に落としていくかという点を話あっっという。例えば魔法を唱える際には、手で放つのか、杖を通して放出するのか、といったことを丁寧にやっていたのだとか。

また『ドラゴンクエスト』はステータスを含めて数字の表示の多いゲームだが、バンダイナムコアミューズメント(以下、BNAM)としては、VRでは一切数字類を表示したくなかったので、瀕死をグレーアウトするような表現にしたそうだ。この点においては先に公開していた同施設内にある『攻殻機動隊ARISE Stealth Hounds』のノウハウによるものだ。

なお余談だが、2019年3月にVR ZONE SHINJUKUの施設は閉鎖となるが、これだけの施設なので今後の展開に関しては期待して欲しいと楽しみな情報も飛び出ていた。

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■VR ZONE SHINJUKUがドラゴンクエスト仕様に
 

VR ZONE SHINJUKUは、ドラゴンクエストVRの稼働にあわせて施設内の装飾と、コラボフードメニューを新たにした。施設の正面には大きなスライムが現れている、非常に大きく対面にある新宿TOHOシネマズのゴジラと睨み合うようになっている。

また施設内で入場した際に、目を引くセンターツリーには『ドラクエ』仕様の映像が流れている。
 

▲よく動くゴーレム
 

「メタルスライムの包み焼きハンバーグ」 - 1490円(税込)


▲ホミリーのオムライス - 1382円(税込)


▲「ドラキーのレアチーズケーキ」 - 1598円(税込)




▲「スライムドリンク」 - 580円(税込626円) *レモンを絞ると色が変わる!
 
 
 
▲「アイシングビスケット」- 864円(税込)

VR ZONE Storeでは、アクティビティの稼働開始に先駆けて、様々なコラボグッズを4月23日より発売している。冒険の書をイメージしたアイシングビスケットなど、冒険の思い出をお土産として購入しよう。

更にお土産コーナーでは、ボーロ、フラッシュロリポップ、アクリルキーホルダーなど数々のグッズも取り揃えている。
 
なお、『ドラゴンクエストVR』は非常に人気で5月分の予約はあっという間に埋まってしまったそうだ。近々6月分の販売を行うとのことだが、すぐになくなってしまう可能性もあるので、早く体験したい人は、公式Twitterを都度チェックすることをお薦めする。

 
■アクティビティ概要
 
アクティビティ名 ドラゴンクエストVR
稼働開始日 2018年4月27日
価格 3,200円(施設入場料別途800円)
対象年齢 7歳以上
※13歳未満のお子さまには保護者の同意が必要です
予約方法 チケット販売システム「Funity(ファニティ)」、
または全国のファミリーマート設置の「Famiポート」にて販売。
https://www.funity.jp/dqvr/



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