ワンダープラネット<4199>は、9月30日、2024年8月期の決算を発表し、売上高24億4000万円(前の期比29.6%減)、営業利益1億2000万円(同144.9%増)、経常利益1億1000万円(同292.9%増)、最終利益9000万円(前の期は2億3600万円の損失計上)となる見通しと発表した。2期連続の営業黒字となる見込み。
・売上高:24億4000万円(同29.6%減)
・営業利益:1億2000万円(同144.9%増)
・経常利益:1億1000万円(同292.9%増)
・最終利益:9000万円(同2億3600万円の損失計上)
売上高については、『クラッシュフィーバー』日本版が9周年記念キャンペーンの好調に推移したものの、『クラッシュフィーバー』海外版と『アリスフィクション』、『ジャンプチ ヒーローズ』日本版と繁体字版のサービス終了の影響で大幅な減収となった。
一方で、2024年6月に国内サービスを開始したゲームフリークとの共同開発タイトル『パンドランド』を始めとする協業先との共同開発タイトルは、概ね想定通りの開発進捗となり開発にかかる売上高は安定的に推移し、前期比で増収となった。
なお、『パンドランド』は、同社の拠出費用抑制を重視しそのトレードオフで事業利益が緩やかな拡大となる座組を採用していることから、サービス開始後のアプリ内課金等による通期業績に与える影響は限定的となった。
営業利益、経常利益については大幅な増益となり、最終利益も黒字に転じる。
中長期的な収益の拡大に向けた新規開発に取り組む一方、『パンドランド』と同様に、2025年以降も年1本程度の新規リリースを目処に開発中の協業先との有力IPタイトル2本も同社の拠出費用抑制を重視した座組を採用していること、『クラッシュフィーバー』日本版の底堅い利益貢献、『アリスフィクション』の損失幅の大幅な減少等により、『ジャンプチ ヒーローズ』日本版及び繁体字版のサービス終了による減益の影響を上回った。
会社情報
- 会社名
- ワンダープラネット株式会社
- 設立
- 2012年9月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 常川 友樹
- 決算期
- 8月
- 直近業績
- 売上高24億4900万円、営業利益1億2100万円、経常利益1億1300万円、最終利益9200万円(2024年8月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4199