IT系求人・転職サイト『IT転職ナビ』を運営するワークポートは、1月24日、2010年12月のインターネット業界の採用動向を発表した。
ワークポートの発表によれば、求人件数は落ち着いているものの、採用意欲という観点では好調が続いている、とのこと。12月に求職者が就業を決定した企業の約47%がインターネット業界で、関係の深いモバイル業界とあわせると実に約64%だった。
■職種別動向
職種別にみると、エンジニア系職種が全体の約50%、クリエイティブ系職種が約33%を占めていた。
エンジニア系職種では、PHPやLAMPの経験を求める求人に加え、PHP・Java・Perlといった複数の言語での開発経験を問うものが見受けられたが、技術者採用の競争が激化しているため、応募条件を緩和する動きが顕著になっているようだ。
また、クリエイティブ職種の募集で多いのは、自社サービスやコンテンツを企画・運営している企業で、「企画・ディレクション経験」「運用(アクセス解析など)経験」「改善提案経験」を求めるものが多かった。
■今後の見通し
ワークポートでは、12月は、全体の書類選考通過数の約75%がインターネット業界(モバイル業界企業も含む)と採用意欲の高さを物語る結果だったとし、この好況は、1月以降も続く見通しとしている。
インターネットサービスを提供する上でユーザーインターフェース(クリエイティブ系職種)とバックエンドシステム(エンジニア系職種)が欠かせないことを考えると、この2職種が採用をけん引する状況に変わりはないという。
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