中国Tencent、1～3月期の営業利益は59％増の5334億円　『王者栄耀』や『QQスピード』中心にスマホゲームが大きく伸長

中国Tencentが5月16日に発表した2018年1～3月期の決算は、売上高が前年同期比48％増の735億2800万元（約1兆2780億円）、営業利益が同59％増の306億9200万元（5334億円）、最終利益が同61％増の239億9000万元（同4169億円）と大幅増益を達成した。オンライン広告が伸びたほか、ゲームを中心とする「VAS（付加価値サービス）」が好調だった。

「VAS（付加価値サービス）」の売上高は、同34％増の468億元（8134億円）だった。『王者栄耀』や『QQスピード』などスマートフォンゲームが同68％増の217億元（3771億円）と大きく伸びた一方で、PCオンラインゲームは横ばいの141億元（2450億円）とほぼ横ばいだった。ゲームユーザーがモバイルデバイスへの移行を行っているという。

また、インターネット広告については、同55％増の106億元（同1842億円）となった。動画広告やソーシャルメディアなどの広告が伸びたとのこと。「QQ」のMAUは、同6.4％減の8億0550万人、「Weixin」と「WeChat」の合算が同11％増の10億4000万人となった。