カプコン<9697>は、5月25日、『モンスターハンター エクスプロア』において、新コンテンツを試遊体験できるイベント「モンスターハンター エクスプロア 新コンテンツ探検会2018」を、同社オフィスで開催した。
本イベントは、5月29日より新たに実装される新オリジナルモンスターやゲームサイクルを大きく変える新要素など、「“秘技”解放!挑め、新たな古龍モルドムント」のアップデート情報に関する『MHXR』チームからの説明と、それら最新コンテンツの試遊を目的として実施されたもの。
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◼︎Ver7.7で新しく生まれ変わる『MHXR』
新コンテンツ探検会2018前半は、『MHXR』開発陣を代表して、カプコンの関野亮央プロデューサーと並木拓巳ディレクターが登壇。アップデート内容について紹介していった。
▲『MHXR』プロデューサーの関野亮央氏。
▲『MHXR』ディレクターの並木拓巳氏。
「規模としては大型アップデートになります。新しく生まれ変わる『MHXR』になれば」と関野プロデューサーが言う今回のアップデートの目玉のひとつは、本作の新オリジナルモンスター「黒冠龍 モルドムント」だろう。
6月1日より狩猟解禁となる「モルドムント」のコンセプトについて、並木ディレクターは「回避の面白味を増すために登場するのがモルドムント」とのこと。
モルドムントは、コンボ攻撃をしてくるそうで、「(モルドムントは)トリッキーな動きをしてきます。攻撃毎に判断して回避する面白さを味わっていただければ」と紹介。それを聞いた関野プロデューサーが「モルドムントはターン制の動きをしてきます」と付け加えた。
また、並木ディレクターからは、"翼に口が付いている"、"黒い体液を出してきて触れると裂傷する"といったモルドムントの特徴が挙げられた。
▲『MHXR』新オリジナルモンスター「黒兜龍 モルドムント」。
続いて、関野プロデューサーはモルドムントの武器性能について触れ、今回のアップデートのもうひとつの目玉と言える「秘技が付いている」ことが特徴的とし、「強襲武器が★6としてしっかり活躍できる」ところがポイントであると紹介。ちなみにその武器について両名は「片手剣は強襲武器の中では強い」(関野)、「オススメはライトボウガン」(並木)とコメントしていた。
▲こちらがモルドムントの武器性能。
ところで”秘技”とはどういうものなのか? 並木ディレクターによれば「武器を末永く使ってほしいというコンセプト」で実装されるそうだ。今までは、強いと思ってゲットした武器でも使い所がなくなるケースがあったが、武技とは異なるアクション性をもった秘技の実装により、武器獲得の先に”やり込み”の要素があるという。
関野プロデューサーも「そもそも秘技とは、火力系や補助系などさまざまなバリエーションがある、クエスト中に使える技です」と説明。また、秘技にはパッシブタイプ、アクティブタイプがあるという。さらに、秘技は武器にセットして使えるようで、秘技を解放することでほかの武器にもセット可能だという。
関野プロデューサーが言った秘技の解放方法については並木ディレクターから説明があり、「+5、+15など、武器毎に決められた必要なプラス値を強化することで解放できる」とのこと。プラス集めは、強襲クエストで装備を集めてプラス値を強化したり、ニャン検隊報酬武器のプラス強化石(使用することで必ずプラス値を強化できる)という新たに追加された専用素材を使うことになる。
▲プラス強化石は、狩玉を使用して入手することもできるというが、「普通にプレイするだけでもある程度手に入る」と関野氏。
▲今回のアップデート以降のイベントの進め方について。
そのほか、秘技を備えた★7武器"ニャン検隊武器"秘技解放の流れや、秘技セットの発動条件、その他気になる情報についても紹介された。
▲ニャン検隊武器の秘技解放の流れ。
▲秘技のセットには、3つの条件を満たすことがポイントになる。ちなみに秘技スロットは過去の武器にも付くとのこと。
▲対象となる6つの武器の秘技を解放して最大600個の狩玉(1本の秘技解放につき100個)が手に入る期間限定のキャンペーン情報も。
▲その他のVer7.7情報も公開。
◼︎黒冠龍 モルドムントの実力や如何に? 新たな力”秘技”が炸裂…したのか!?
『MHXR』開発陣によるアップデート情報の説明が終わり、いよいよ新コンテンツの先行体験プレイへ。今回は、新コンテンツ探検会2018に参加したメディアが4人1グループに分かれ、マルチプレイで"【マルチ限定】強襲!モルドムント!"に挑戦した。
▲こちらが今回挑戦した”強襲!モルドムント!”。そして、筆者の分身となるハンター。
最初に言っておくと、筆者は『モンスターハンター』シリーズは何作品かプレイしているが、もれなく使用する武器は太刀。生粋の太刀野郎なのだ。
しかし、今回先行体験プレイ用に支給された筆者の端末に登録されていたハンターの武器はガンランス。正直使ったことはなく、この武器に関する知識といえば「ガンでランスでしょ」程度という、およそ『モンハン』をプレイした経験のあるハンターとは言い難い。
ここは恥を忍んで「実はわたくしめ、ガンランス未経験なんですよね。ちょいと太刀に変更してもよろしいですか?」と勇気を出して告白しようかとも思った。しかし狩りの世界は厳しいもので、有無も言わさずモルドムントが待ち構えるフィールドへと放り出されたのだった。
心の準備、という言葉はこの古龍には通用しないのだろう。モルドムントはやる気満々で筆者の目の前に立ちはだかっていた。「ここは一旦、ほかのメディアの3名に立ちまわってもらって、遠くから様子を見よう」と姑息な手段に打って出ようと思ったのだが、我が分身のハンターは一目散にモルドムントに向かっていき、ついには懐にまで入る積極性を見せた。……AUTOモードが発動していたようだ。
▲AUTOモードのままでいれば、ガンランスを使いこなせない筆者でも周囲から出来るハンターに見られる。そう思ったが、スクショにしっかりAUTOと表示されていたのでその作戦は諦めた。
初見のモンスター相手にどれだけ果敢に挑むんだ、AUTOよ。AUTOを解除した筆者は、おろおろしながらもモルドムントに近づいては一突き、二突きして、すぐにとんずら。それを繰り返した。ガンランスはガードができるそうだが、太刀使いの筆者はモルドムント相手に必死過ぎて、そんな考えが脳裏をよぎることもなかった。
そんな筆者のことなどおかまいなしに、モルドムントはトリッキーに動き、そして噂の黒い体液をこれでもかと飛ばしてきた。この黒い体液、ハンターに直撃することもあれば、地面に泥のように溜まる場合もある。逃げ回っているなかで地面の黒い体液を踏むと動きが鈍くなるし、ダメージを食らうしで、なかなかしんどい。モルドムントの突進を回避した先にあった黒い体液に飛び込んじゃうことも。
▲画面左にある棘が飛び出している沼のようなものが、モルドムントの黒い体液。
距離をとると黒い体液が飛んでくるので、あえて懐に潜り込んで足元で攻撃する作戦に転じたりもしたが、モルドムントは自分の足元に大量の黒い体液を垂れ流してくるから厄介。まるで底なし沼に引き込まれるような恐怖を覚えた。
ただ、慣れてくるとたしかにトリッキーな動きと、黒い体液の存在は要注意だが、ある程度、攻撃してくるときと移動するときの行動パターンが見えてくる。まさにターン制の動きなので、腕の良いハンターならうまく回避できそうだし、開発陣の説明にあった"回避の面白味が増す"という意味もわかる気がした。
そんなこんなで、他のメディアの方3名の活躍により、モルドムントの討伐に成功! いやぁ、新オリジナルモンスター”黒冠龍 モルドムント”、じつに強かった! 『MHXR』ユーザーの皆さんも実装されたらぜひ挑戦してみよう!
「おい、秘技については使ってみた感想とかないのか」。そんな声が聞こえてきそうだが、正直言うと使いましたとも。筆者に付いていた秘技は、"古龍撃【閃】"というアクティブタイプ。これは、「2秒間溜めたあと、200000ダメージを与え、古龍種に対しては400000ダメージを与える」という強力な秘技だった……んだけど、発動の瞬間つい興奮してスクショを撮り忘れていたのだ! 秘技がどれだけかっこよくて、どれだけすごいのかは、各々で確認してもらいたい(笑)
■『モンスターハンター エクスプロア』
©CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
※画面は開発中のものです。
会社情報
- 会社名
- 株式会社カプコン
- 設立
- 1983年6月
- 代表者
- 代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1524億1000万円、営業利益570億8100万円、経常利益594億2200万円、最終利益433億7400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9697