【ゲーム株概況(5/29)】コムシードが3日連続S高　M&A発表のネクソンとアエリアが明暗　ベクターに見直し買い　

5月29日の東京株式市場では、日経平均株価は反落。前日比122.66円高の2万2358.43円で取引を終えた。イタリアの政局不安を受けて主要な欧州市場が下落したことを受けて売り優勢となった。対ユーロ、対ドルで円高が進んだことも嫌気されたようだ。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、全体的に冴えない動きだったが、名証セントレックスのコムシード<37396>が3日連続のストップ高となるなど異彩を放った。前週末にエムアップ<3661>の連結子会社WEAREと資本業務提携を実施することを発表したことが引き続き材料視された。

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ベクター<2656>が大幅高となった。利食い売りに押されていたが、ソフトバンクとアプリ取り放題サービス「App Pass」の運用受託に関する提携契約が引き続き材料視されたようだ。値動きが軽いため、短期資金も流入した模様だ。

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ネクソン<3659>がしっかり。子会社ネクソン・コリアが『HIT』および『OVERHIT』を開発するモバイルゲーム開発会社ナット・ゲームズを147億円で買収することを明らかにしたことが材料視された。また同日リリースの『OVERHIT』への期待からの買いも入ったもよう。

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他方、前日にサイバードを70億円で買収すると発表したアエリア<3758>がさえない。買収発表を手がかりに朝方は買いが集まったものの、新興市場ではリスク回避の動きから売り優勢となるなど地合いの悪さもあって、売り買い一巡後はマイナスに転じた。

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