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JPモルガン証券は、8月9日付のグリー<3632>のレポートで、国内市場での成長が予想以上に堅調だと評価している。
同証券では、2012年6月期の第4四半期の業績について、内製とサードパーティのコンテンツ収益が予想以上に伸びており、月間ARPUは前四半期比25.6%増になると試算している。仮想通貨の統一作業に伴う損失が発生したものの、その業績は同証券の予想を大きく上回ったとという。
同時に、2012年6月期の業績予想について、営業利益を373億円から476億円に上方修正した(会社側予想400億円~500億円)。予想の前提として、国内の会員数を2107万人から2906万人に、ARPUを244.6円から291.7円に引き上げた。スマホとフィーチャフォンの間の会員ARPUに差がないと想定。
また、注目されている海外展開については、その他の投資費用も含め、2012年6月期に営業損失50億円が発生すると想定しているものの、業績予想にはすでに織込み済みとのこと。
なお、レーティングについては「Neutral」から「Overweight」に引き上げ、目標株価についても1750円から2350円に引き上げた。