アニプレックスは、この日(7月4日)の『官報』に、2018年3月期の決算公告を掲載し、売上高が前の期比1.9倍の2009億円、営業利益が同2.1倍の511億円、経常利益が同2.1倍の506億円、最終利益が同2.1倍の345億円となり、売上高と利益が倍増になったことが明らかになった。前の期では、最終利益が前の期に比べて2.2倍となるなど大幅な増益となったが、今期も大きく伸ばすことに成功した。同社は、ソニー・ミュージックエンタテインメントの100%子会社で、アニメ作品を中心とした映像作品の企画製作販売を手がけている。ソニーの決算報告をみると、『Fate/Grand Order』が日本国内だけでなく、台湾や中国、韓国など海外でもセールスランキングで首位を獲得するなど、引き続き好調だったことが主な要因とみられる。『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』など新作も寄与した。
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なお、2014年3月期以降の最終利益の推移を示したグラフは以下のとおり。

会社情報
- 会社名
- 株式会社アニプレックス
- 設立
- 1995年9月
- 代表者
- 代表取締役執行役員社長 岩上 敦宏
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1458億3200万円、営業利益240億9800万円、経常利益283億9700万円、最終利益212億3500万円(2025年3月期)