【決算カレンダー】4~6月決算前半の発表企業を探る…サイバーエージェントはゲーム事業の好調持続が焦点 コナミHDは足元のサッカーW杯の影響に関心

2018年4~6月決算発表シーズンとなり、ゲーム株も今週末発表予定のベクター<2656>を皮切りに発表がスタートする。

今回の記事では、まずは発表シーズンとしては序盤となる7月中に決算発表を予定している銘柄を取り上げたい。この期間中は本決算発表を予定している銘柄はなく、主な発表銘柄としては第1四半期決算がコーエーテクモHD<3635>やカプコン<9697>、任天堂<7974>、コナミHD<9766>など大手ゲーム株のほか、ドリコム<3793>やマーベラス<7844>、第2四半期決算はモバイルファクトリー<3912>やLINE<3938>、ガンホー<3765>、Aiming<3911>、enish<3667>、第3四半期決算はサイバーエージェント<4751>となっている。

また、発表の山場となるのは7月31日で、この日はドリコムとマーベラス、任天堂、コナミHDが発表を予定している。

なお、Social Game Infoでは、この決算発表シーズンも決算記事を随時更新していくほか、決算説明会のレポートも引き続き、リソースの許す限り行っていく方針だ。
 

【注目銘柄①】サイバーエージェント<4751>


Cygamesの『プリンセスコネクト!Re:Dive』をけん引役として、第2四半期はゲーム事業の売上高が過去最高を記録し、利益も急回復したが、この第3四半期はその勢いをどの程度継続することができているのかが焦点となる。また、ゲーム事業のボラティリティを考慮し、第2四半期決算の発表時点では業績予想を据え置いていたが、予想を上ブレてくることへの期待も大きそうだ。
 

【注目銘柄②】コナミHD<9766>


直近のビッグイベントであるサッカーワールドカップの恩恵を最も受けていると思われる上場ゲーム関連会社はおそらく同社だろう。発表される第1四半期決算の内容については、まだその影響は大きく出てはいないと思われるが、スマホゲーム、コンシューマゲーム双方ともに今期は大きな影響を受ける公算が高く、特に予想以上の日本代表の活躍が国内市場に与えている影響は気になるところ。


 
発表予定日 コード 会社名 決算期末 種別
7月20日 2656 ベクター 3月 1Q
7月23日 3635 コーエーテクモHD 3月 1Q
7月23日 9478 SEHD&インキュベーションズ 3月 1Q
7月25日 3912 モバイルファクトリー 12月 2Q
7月25日 3938 LINE 12月 2Q
7月26日 4751 サイバーエージェント 9月 3Q
7月27日 3765 ガンホー 12月 2Q
7月27日 3911 Aiming 12月 2Q
7月27日 4689 ヤフー 3月 1Q
7月27日 4816 東映アニメーション 3月 1Q
7月27日 9404 日本テレビHD 3月 1Q
7月30日 3667 enish 12月 2Q
7月30日 3688 VOYAGE GROUP 9月 3Q
7月30日 4348 インフォコム 3月 1Q
7月30日 9438 エムティーアイ 9月 3Q
7月30日 9697 カプコン 3月 1Q
7月31日 2489 アドウェイズ 3月 1Q
7月31日 3793 ドリコム 3月 1Q
7月31日 4644 イマジニア 3月 1Q
7月31日 4676 フジ・メディアHD 3月 1Q
7月31日 6758 ソニー 3月 1Q
7月31日 7844 マーベラス 3月 1Q
7月31日 7974 任天堂 3月 1Q
7月31日 9409 テレビ朝日HD 3月 1Q
7月31日 9766 コナミHD 3月 1Q
株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
企業データを見る
コナミグループ株式会社
http://www.konami.com/

会社情報

会社名
コナミグループ株式会社
設立
1973年3月
代表者
代表取締役会長 上月 景正/代表取締役社長 東尾 公彦
決算期
3月
直近業績
売上高3603億1400万円、営業利益802億6200万円、最終利益591億7100万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム(ロンドン証券取引所にも上場)
証券コード
9766
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