<公式レポートをそのまま掲載しています>
iOS/Android向けアイドル育成リズム&アドベンチャーゲーム・Tokyo 7th シスターズが、2018年7月20日(金)に日本武道館にて【Tokyo 7th シスターズ メモリアルライブ 『Melody in the Pocket』 in 日本武道館】を行った。Tokyo 7th シスターズはこれまでZepp 東京・パシフィコ横浜国立大ホール・幕張メッセイベントホールなどの会場でライブを行い着実に規模を拡大させてきており、満を持してとなった今回の日本武道館でのライブも12,000枚のチケットをソールドアウトさせ夏の武道館を熱く盛り上げた。
「Tokyo 7th シスターズ」は西暦2034年の“アイドル氷河期と呼ばれる時代”に、次世代アイドル劇場型スタジオ『777(スリーセブン)<通称ナナスタ>』の二代目支配人となり、新たなアイドルを育てプロデュースしていくゲーム。2018年7月4日(水)には3rd Album『THE STRAIGHT LIGHT』を発売したばかりで勢いに乗っている。今回の日本武道館ライブに出演したのはナナスタに所属するアイドル達。777☆SISTERSを中心に全8ユニット、総勢21人のキャストが登場し、発売したばかりのアルバムの楽曲や今までの楽曲など24曲を披露した。
お馴染みの会場諸注意アナウンスとして、今回はナナスタの敏腕マネージャー・六咲コニー(CV:水瀬いのり)の声が流れ会場の空気を温めると、これまでのナナシスの歴史を振り返るようなメッセージ性の強いOPムービーを経て、とうとうライブが開幕した。ムービーが終わり暗転が解けるとステージにスポットがあたり、そこにはライブキービジュアル同様に円陣を組んでいる777☆SISTERSのメンバー達。その中で、春日部ハル(CV:篠田みなみ)が「また夏がきたよ、支配人さん」とつぶやくと1曲目『僕らは青空になる』がスタート。青空と白い雲が描かれた360度見渡せるステージで披露される『僕らは青空になる』は特別な日の開幕に相応しく、最高の滑り出しとなった。そのまま怒涛の勢いで777☆SISTERS恒例のオープニングナンバー『KILL☆ER☆TUNE☆R』『Cocoro Magical』へとバトンは繋がれる。『KILL☆ER☆TUNE☆R』では、コールアンドレスポンスの最中に曲が止まり、「支配人に感謝を伝えるためにはどうすれば良いか?」を皆で相談するという寸劇が行われる場面も。支配人達に大きな「ありがとう‼」を伝えた後、曲の再開後にはこの日の為に変更された歌詞が披露された。さらに『Cocoro Magical』では楽曲中に天井から風船が落ちてきたりとサプライズが満載だ。サウンド面は幕張メッセで行った3rd ライブから引き続いて生バンドによる演奏で構成されており、力強いドラム・ベースと勢いのあるギター・キーボードによって奏でられる楽曲はCD音源よりも臨場感があるだけでなく楽曲本来の雰囲気を損なうことなく昇華しており、キャスト達のテンションも非常に高い。それに負けじと観客席の支配人達も盛り上がり、会場は開幕からいきなり最高潮のテンションとなった。
開幕怒涛の3曲が終わるとMCが始まる。12人のキャスト達がキャラクターとキャスト本人としてそれぞれ挨拶を行い、ついに日本武道館でのライブが始まったのだと改めて感じさせてくれた。このタイミングが777☆SISTERSの新衣装をじっくり見られるタイミングにもなった。昨年の夏に発売された『スタートライン / STAY☆GOLD』のジャケットを元にした新衣装は彼女達の持つ魅力を存分に引き出していた。
777☆SISTERSの挨拶が終わると、彼女達に呼び込まれLe☆S☆Caが登場し青春の甘酸っぱさがいっぱいのステージが開幕した。まず披露したのは『YELLOW』と『タンポポ』。『YELLOW』ではお決まりの「飛ぶよっ!」の掛け声で可愛らしくステージをピョンピョンと跳ねまわり、『タンポポ』では楽曲後半の重要な歌詞「君だよ」が示し合わせもせずに会場全体での大合唱となるなど、デビュー当初は新ユニット特有の初々しさを売りにしていた彼女等の大きな成長が感じられた。
2曲の披露が終わるとLe☆S☆CaによるMCタイムだ。自己紹介の後にはその場でくるくる回った上で、ステージ全体を巡り新衣装をじっくり見せてくれた。白を基調とした上にキャラクターカラーがあしらわれた上半身に、青いスカート。胸元やリボンなどには夏を感じさせるひまわりがあしらわれていた。そうしてひまわり繋がりで3曲目『ひまわりのストーリー』へとステージは移る。『ひまわりのストーリー』は7月に発売したばかりの3rd Albumに収録された新曲で、これまで春の印象が強かったLe☆S☆Caとは打って変わってのサマーソングだ。バンドサウンドによって奏でられる3人の少女の爽やかな楽曲はこの日の会場にぴったりで、Le☆S☆Caが甘酸っぱいだけではなく、大きな成長を遂げたことを証明した。
Le☆S☆Caのステージが終わると、次は777☆SISTERSから派生した4ユニットよる新曲ラッシュだ。まずはWITCH NUMBER 4『星屑☆シーカー』。ステージ四隅のポップアップから魔法のように現れた魔女4人は、新曲にちなんだ沢山の星をあしらった新衣装に身を包み、ステージを縦横無尽に駆け回り会場の盛り上がりを更に一段階上げる。その盛り上がりを引き継いだのはSiSHの『プレシャス・セトラ』だ。夏らしい白をメインにキャラカラーをあしらった新衣装で、SiSHならではのダンスで会場を魅了。楽曲自体も今までのSiSHの楽曲の中でも初のクラップを交えたナンバーとなっており大きく盛り上がった。そしてサンボンリボン『14歳のサマーソーダ』だ。サイダーを思わせる水玉のスカートに身を包んだ彼女達の楽曲は、タイトル通り夏を感じさせる爽やかなナンバー。キャスト達の輝くような笑顔が印象的だった。ラッシュラストはNI+CORA『CHECK’MATE』だ。ラッシュを締めくくるに相応しく激しいロックのイントロから始まった楽曲は、イントロの時点でNI+CORAがさらに上のステージに上がったことを確信させた。歌もダンスも今まで以上のキレで会場中の支配人を熱狂させた。どのユニットもこれまでの諸々を経て、このライブがあることを感じさせつつも、新曲をライブ前半に持ってくる挑戦心は相変わらずで、その自信を感じさせるステージだった。
4ユニットによるステージの次はSiSHとNI+CORAによるMCタイムだ。お互いの楽曲内での印象的な振り「ステディにしてね♡」と「チェックメイト」をやり合ったりと和気あいあいとしていた。と、そんなMCを割って会場に「あーあー、あーあー?あー?」とマイクテストのような音声が流れ出す。その声に反応し、会場の支配人達から大きな歓声が上がった。そう、Ci+LUSの登場だ。Ci+LUSは今年の4月、新たにユニットデビューしたばかりの玉坂マコト(CV:山崎エリイ)と折笠アユム(CV:田中美海)の新規ユニット。ライブの披露も初となる彼女達は一体どんなステージを見せてくれるのか、そんな期待が会場を包む中SiSHとNI+CORAの呼びかけにより登場したCi+LUSのステージがとうとう始まった。
まず披露したのは『シトラスは片想い』。デビューシングルのジャケットを元にした衣装に身を包んだ彼女達の楽曲は、前に出ていたNI+CORAとは打って変わってキュートなナンバー。合間に挟まれる「ピース」の掛け声は初登場、初披露の楽曲であるにも関わらず会場中での合唱となり、彼女達の人気がうかがい知れる一幕となった。1曲を披露し終えてのMCでは持ち前のキュートさを発揮し、「お兄ちゃん」「ご主人様」・さらには「お姉ちゃん」「お嬢様」と会場に呼びかけ、場内を黄色い声で満たした。次の楽曲『アイコトバ』では、ピアノの軽快なリズムをバックにステージを縦横無尽に駆け回り、次のユニットへとバトンを繋げた。
Ci+LUSが退場すると次は、はる☆ジカ(ちいさな)の出番だ。はる☆ジカ(ちいさな)は春日部ハルと晴海カジカ(CV:高井舞香)によるユニットで、今までは『ハネ☆る!!』しか持ち曲がなかったが3rd Albumでとうとう2曲目の楽曲『SHAKE!!~フリフリしちゃえ~』が追加されたばかりだ。ここで披露してくれたのは勿論新曲『SHAKE!!~フリフリしちゃえ~』で、はる☆ジカ(ちいさな)らしいキュートなステージを見せてくれる。新しい衣装もフリフリが映える様に工夫がされており、会場中の心を見事にSHAKEしてくれた。
楽曲が終わると、はる☆ジカ(ちいさな)のMCを経て再び777☆SISTERS派生4ユニットよるステージだ。披露されたのはNI+CORA『Girls Talk!!』・SiSH『お願い☆My Boy』・サンボンリボン『セカイのヒミツ』・WITCH NUMBER 4『ラバ×ラバ』の定番アップテンポナンバー。お馴染みの楽曲ゆえに会場中の一体感は半端では無く、ライブの醍醐味を感じさせてくれる4曲だった。怒涛の4曲が終わると今度はWITCH NUMBER 4とサンボンリボンのMCタイム。持ち前のふわふわとした可愛らしいMCが続く中を、影ナレで三森マツリ(CV:巽悠衣子)が乱入。The QUEEN of PURPLEのステージの始まりだ。
The QUEEN of PURPLE(※以後QOP)はナナスタ唯一の4ピースガールズバンド。全曲が生バンドによる演奏で披露されている本ライブとは親和性が抜群のユニットで、彼女達の登場に会場の期待は否応なく高まる。そんな期待に満ちた空気の中、音楽を奏でつつのクールなメンバー紹介を行うQOP。その流れの末、越前ムラサキ(CV:野村麻衣子)による「さぁ……燃えてこーか?」の声を合図に『Fire and Rose』がスタートした。宣言通りに切り裂くようなバンドサウンドが燃えるようなステージを作り、あっという間に1曲を終えたQOP。1曲を終えて、瀬戸ファーブ(CV:広瀬ゆうき)が「みんなー!まだまだ燃え足りないよねー!?」と客席に声を投げかけると会場には当然大歓声が。次曲へと行くのかと支配人達が身構えると、なんと三森マツリが「新曲やるぞー!」と宣言し、サプライズでの未発表新曲の披露が始まった。
披露された楽曲は『Clash!!!』。『Clash!!!』は「頭を振れ!」と言わんばかりのハードなロックナンバー。ナナシス史上一番のロックさを持っているであろう新曲は、初見の支配人達を熱く滾らせた。新曲の熱が冷めやらぬ中でのMCは、キャストも支配人も非常にテンションが高かった。他のユニットよりも女性比率が多く感じられた歓声は、彼女達ならではだろう。そしてQOP締めの楽曲『TRIGGER』だ。ステージではメンバー達が荒々しく各々の楽器をかき鳴らしながら縦横無尽に動きまわる。楽曲の中ではムラサキがマイクスタンドをクールに使ったりと、ロックバンドらしい熱いステージを展開した。
QOPのステージが終わるとムービーが流れだす。ムービーの内容は
・「The QUEEN of PURPLEの新曲『Clash!!!』が7月21日(土)より配信シングルとして配信開始」
・「2018年9月KARAKURI 配信限定Newシングル配信決定」
・「2018年10月777☆SISTERS メモリアルNewシングル発売決定」
・「ナナスタから新ユニットデビュー決定!詳細近日公開」
・「2018年10月20日(土)/21日(日) 4th Anniversary Live 2Days in 幕張メッセ イベントホール開催決定!」
の5つのニュースだ。特大の衝撃に会場は大歓声に満たされ、支配人達のナナシスへの期待の大きさが感じられる一幕となった。
ムービーが終わると会場はしばし暗転する。一体何が始まるのかと会場がざわついていると、静かで心地よいピアノイントロが始まり楽曲がスタート。イントロが流れだした瞬間、会場の支配人たちからは大きな歓声が沸いた。楽曲は春日部ハル『またあした』だ。『またあした』は2nd Albumに収録された春日部ハルのソロ曲で今までライブで披露された事が無く、このタイミングでの披露は支配人も予想が出来なかったのか、皆感極まっている様子だった。また、この日演奏された『またあした』はオリジナルから構成ごとアレンジされていた。間奏が終わり、スポットライトの中一人歩く春日部ハルが後ろを振り向くと、そこにはハルに向かって手を振る777☆SISTERSのメンバー。そこへ合流したハルは会場の支配人へ、
「今まで私は、この歌を寂しいとき、悲しいときに、ひとりで歌っていました。でも今日は、みんながいます。皆さんがいます。皆さん、私と一緒に、歌ってくれますか?」
と呼びかけを切っ掛けに曲が再開し、会場全体での合唱する、このライブのハイライトともいえる感動的なシーンとなった。
感動のステージが終わると、とうとうラストスパートだ。「今日このライブが、この場所が、私達とあなたの新しい…スタートライン!」。その宣言で始まった『スタートライン』から『FUNBARE☆RUNNER』へ。前へ前と進む強い意志は熱い勢いを見せ、会場が一体になっていく。ラストに向かってスパートをかける2曲はあっという間に終わってしまい、ラストソング。777☆SISTERSによる「みんな、かがやけー!」という叫びとともに始まった『STAY☆GOLD』。昨年の夏にリリースされた『STAY☆GOLD』は、今日この日のメモリアルライブでさらなる飛躍を見せて、大きく羽ばたいていくナナシスの未来を象徴する感動のステージだった。
全ての楽曲の披露が終わると、全キャストがステージに登場してのエピローグだ。ハル一人から始まったナナスタも、今では多くのメンバー達が切磋琢磨する場所となっている。多くの支配人と仲間達によって紡がれたメモリアルライブは、誰の胸にも充足感を与えてくれた。日本武道館で2時間半超に渡って繰り広げられた【Tokyo 7th シスターズ メモリアルライブ 『Melody in the Pocket』 in 日本武道館】、さらなるナナシスの躍進を確信させるだけでなく、ファンの間で語り継がれるあろう伝説のLiveとなることを予感させる、まさにメモリアルと呼ぶにふさわしい公演となった。
セットリスト
1.僕らは青空になる / 777☆SISTERS
2.KILL☆ER☆TUNE☆R / 777☆SISTERS
3.Cocoro Magical / 777☆SISTERS
4.YELLOW / Le☆S☆Ca
5.タンポポ / Le☆S☆Ca
6.ひまわりのストーリー / Le☆S☆Ca
7.星屑☆シーカー / WITCH NUMBER 4
8.プレシャス・セトラ / SiSH
9.14歳のサマーソーダ / サンボンリボン
10.CHECK’MATE / NI+CORA
11.シトラスは片想い / Ci+LUS
12.アイコトバ / Ci+LUS
13.SHAKE!!~フリフリしちゃえ~ / はる☆ジカ(ちいさな)
14.Girls Talk!! / NI+CORA
15.お願い☆My Boy / SiSH
16.セカイのヒミツ / サンボンリボン
17.ラバ×ラバ / WITCH NUMBER 4
18.Fire and Rose / The QUEEN of PURPLE
19.Clash!!!(未発表新曲)/ The QUEEN of PURPLE
20.TRIGGER / The QUEEN of PURPLE
21.またあした(アレンジver.Budokan) / 春日部ハル
22.スタートライン / 777☆SISTERS
23.FUNBARE☆RUNNER / 777☆SISTERS
24.STAY☆GOLD / 777☆SISTERS
写真:杉浦弘樹(foto)
藤尾茉莉安
松﨑祐士
三浦真琴(maco)
鈴木実
写真:杉浦弘樹(foto)
藤尾茉莉安
松﨑祐士
三浦真琴(maco)
鈴木実
会社情報
- 会社名
- 株式会社DONUTS
- 設立
- 2007年2月
- 代表者
- 西村 啓成
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 179.3億円(DONUTS単体 2022年3月期)
- 上場区分
- 未上場